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うまくいくスタートアップの採用方法

こんにちは、らるです。

最近、こちらの本を読みました。


次々と成功する企業を立ち上げる起業家集団がある。
オンライン決済サービス・ペイパルの初期メンバーとして繋がりが深く、現在もシリコンバレーで絶大な影響力を持つことから「ペイパル・マフィア」とも呼ばれる彼らは、ご存知ユーチューブ(YouTube)をはじめ、電気自動車のテスラ・モーターズや民間宇宙開発のスペースXからイェルプ(Yelp!)、ヤマー(Yammer)といったネットサービスまで、そうそうたる企業を立ち上げてきた。
本書はそのペイパル・マフィアの雄、ピーター・ティールが、母校スタンフォード大学で行った待望の起業講義録である。

https://www.amazon.co.jp/dp/product/4140816589/

ペイパルの初期メンバーの一人
ピーター・ティール氏の本で
スタートアップが成功するための
条件が書かれています。

私としては、特に
採用のところが心に残ったので
紹介していきます。


お金や福利厚生で会社を選ぶ…
というのは、非常にポピュラーな理由ですが
それでは、上を見れば際限がなく
仮に入社しても、より良い条件のところがあれば
移ってしまうでしょう。

では、どのように採用するのか…というと…

グーグルでもほかの会社でもより高給でより高い地位につける人が、二〇番目のエンジニアとして君の会社を選ぶ理由はなんだろう?
(中略)
いい答えは君の会社に固有のもので、この本の中にはない。だけど、いい答えは大まかに二つに分類される。ひとつは君の会社の使命について、もうひとつはチームについてだ。

ピーター・ティール; ブレイク・マスターズ. ゼロ・トゥ・ワン 君はゼロから何を生み出せるか (p.185). NHK出版. Kindle 版.

答えとしては2つです。

1,会社固有の使命
2,会社のチーム

まずは、使命の方の話です。

君の使命に説得力があれば必要な人材を惹きつけられる。その使命の漠然とした重要性ではなく、ほかの会社ができない大切なことを君の会社がなぜできるのかを説明しなければならない。それこそが、君の会社だけが持つ固有の重要性だ。ペイパルでは、米ドルに代わる新たなデジタル通貨を創るという使命に興奮できる人を採用しようとした。もし興奮できなければ、この会社には合わない。

同上

これは、まさにその通りだと思います。

会社として目指している大きな方向性
その実現に興奮できるかどうか

そこが大事だというわけです。

企業理念への共感…という話にも
つながってくるかと思います。

ここが理由になるなら
他の会社ではダメ、ということになりますよね。


もう一つが、チームの話です。

 とはいえ、偉大な使命だけでは充分じゃない。仕事のできる候補者なら、こうも考えるはずだ。「ここにいる人たちと一緒に働きたいだろうか?」そこで、君の会社が候補者と個人的に相性がいいことを説明できなければならない。説得できなければ、おそらく相性が悪かったということだろう。  何よりも、待遇競争をしてはいけない。無料のクリーニングサービスやペットホテルなどに惹かれるような人材は、チームの役には立たないはずだ。健康保険のような基本をカバーしたら、あとは他社にできないことを約束すべきだ。それは、素晴らしい仲間と独自の問題に取り組める、替えのきかない仕事のチャンスだ。

同上

「ここにいる人たちと
一緒に働きたいだろうか?」

この問いもとても大切です。

結局、どんな偉大な使命があろうとも
日々の仕事は、そこにいる人たちと
チームとして行っていきます。

そのチームが、自分にとって
属したいものである必要があります。


今回の本は、スタートアップについて
書かれている話でしたが

今日紹介した採用にかかる部分は
普通の会社でも通用する話だと思いました。

私も採用関連の仕事をすることがあり
つい待遇の話を前面に押し出してしまうことが
ありますが、一番大切なのはそこではなく
使命と、チームである…ということは
頭に入れておこうと思います。

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