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キャリアは、やはり偶然に左右される【Kさんのお話を聞いて】

偶然に流されて生きてきました。
らるです。

先日、とある方と
お話をしてきました。

某読書サークルつながりでの
知り合いの方で、関西方面に
住まれている方でしたが
「たまたま関東に出てきているから」
とのことでお声がけいただきました。


詳細は伏せますが
非常にバックボーンのしっかりとした
職場で精力的に働かれている方

私は現在の姿しかりませんでしたので
きっと、
若い時から、進路も希望通りに
進んできたんだろうな
…などと、勝手なイメージを
もっていました。

が、よく聞いてみると

全くそんなことはなかった

ということがわかりました。

むしろ、偶然に左右されていたんです。


その方の転機は、
大学入試のタイミングでした。

とあるノーベル賞を受賞した研究に
自分も携わりたい
…という
素晴らしいモチベーションをお持ちで、
その研究室のある
某国立大学を受験したそうです。

ですが、残念ながら受験に
失敗してしまい、浪人
することになります。


そのまま志望大学を変えずに
次の年も受験するべきか…と
考えているタイミングで転機が訪れました。


たまたま、弟さんに向けに
とある大学の説明に来ていた方
から

「新設の学部があるんだけど
 一期生としてこないか?」

…と、お誘いを受けたというんです。

元々は考えたことも無かった
学科だったのだそうですが
これをチャンスと感じ、受験して
見事にいい成績で合格。

その流れで、今のキャリアを築けているそうです。

偶然が運んできたキャリアだった
というわけですね。


計画された偶発性理論

以前にこんなnoteを書きました。

米国のスタンフォード大学のジョン・クランボルツ教授は、多くの人のキャリア形成を調査した結果、キャリアの大部分は偶然の出来事によって決定されているという事実を突き止めました

キャリアの大部分は偶然の出来事によって
決定されている

これが事実だというわけです。

今回紹介した方の事例もそうですし
私自身も、note内に書いている通り

今の会社に入ったのは
大学院時代に、隣の席の先輩に
『受けてみたら?』
と言われたのがきっかけ
ですし

今の部署に移ってきたのは
私が異動したいと思ったタイミングで
たまたま、社内転職の募集が
かかっていたから

…と、偶然に左右されつづけて
キャリア形成をしています。

もちろん、計画的にキャリアを
考えることは必要なのですが
そこに拘り過ぎることなく
柔軟に生きていきましょう!

最後に、グランボルツ教授が掲げている
ポイントを、note記事から再掲して
今日の記事を終わります!

●最終的に満足のいくキャリアを獲得した人には、むしろそうした偶発を積極的につくりだし、自己の潜在的可能性を大きく開いた跡が見られる。
●したがって、将来が見通せないことをいたずらに不安がることはない。
①好奇心、②持続性、③楽観性、④柔軟性、⑤リスクを取る姿勢を持って、キャリアを切り拓いていくしなやかさが重要


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