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とにかくまず「聴いて」くれ!【7つの習慣5-①】

今日から、5つ目の習慣に
入っていきます。

まず理解に徹し、そして理解される

です。

7つの習慣はどれも身につけるのが
難しいものですが

この5つ目の習慣は
コヴィー博士本人が
最も難しい
と言っています。

しかし、私としては
この習慣は
コミュニケーションの上で
多くの人が足りておらず
なおかつ、最も重要だ
…と感じています。

では、紹介していきます。

共感による傾聴

 「まず理解に徹する」ためには、大きなパラダイムシフトが必要である。私たちはたいていまず自分を理解してもらおうとする。ほとんどの人は、相手の話を聴くときも、理解しようとして聴いているわけではない。次に自分が何を話そうか考えながら聞いている。話しているか、話す準備をしているかのどちらかなのである。すべての物事を自分のパラダイムのフィルターに通し、自分のそれまでの経験、いわば自叙伝(自分の経験に照らし合わせ)を相手の経験に重ね合わせて理解したつもりになっている。
 「そうそう、その気持ち、よくわかるわ!」とか「ぼくも同じ経験をしたんだ、それはね……」
 これでは、自分のホームビデオを相手の行動に投影しているだけである。自分がかけている眼鏡を誰にでもかけさせようとするのと同じだ。
 こういう人たちは、息子や娘、配偶者、同僚など身近な人との関係に問題が起きると必ず、「向こうが理解していない」と思うものである。

Kindle位置No.5083

ほとんどの人は
相手の話を聴いているようでいて
実は「自分が話す準備」をしている
んです。

ここが、第5の習慣を身につけるにあたって
気づいておく必要があるところです。

本当に理解しようとして
聴いていますか?

という問いに、自信をもって
YESと答えられる人は
それほど多くないでしょう。

私も、意識していないと
すぐに「次に自分が話すこと」を
考えてしまいがちです。

ですが、第5の習慣は
「自分が話すこと」を考えず
勝手に「自分の経験に置き換える」
こともせず

とにかく、まず「聴け」
「まず理解に徹しろ」
いうわけです。

これを意識的にやるだけでも
大分コミュニケーションが
変わってくると思います。

そしてきっと
「相手の話を聴く」というのが
とてもエネルギーを使うことだ

…ということに気づくと思います。

「聞く」の4段階、その上の「聴く」

「聞く」の姿勢には
4つの段階があります。

1、無視して聞かない

2、聞くふりをする

3、選択的に聞く
部分部分だけを聞く
小さい子供の話を
半分聞き流すようにして
聞く態度です。

4、注意して聞く
神経を集中して
相手の話に注意を払う
…という態度です。

大抵はここまでなんですが
更に一段階上があります。

それが
相手の身になって「聴く」態度
5、共感による傾聴
です。

ここでいう傾聴というのは
小手先のテクニックを指しているのでは
ありません。

共感による傾聴とは

相手を理解しよう
相手の身になって聴こう
相手の目で物事を眺め
相手の見ている世界を見よう

相手の言葉だけでなく
相手のものの見方
相手の気持ちを理解しよう

…ということなんです。

決して、「言葉」だけから
できるものではありません。

例えば、メールの文面だけから
相手の心を読み取る…というのが
至難の業…というのは
私だけでなく、きっと多くの人が
体感したことのあることだと思います。

相手の気持ちは
実際に会って話してみないと
分からないことが多々あるものです。

相手の言葉ではなく

相手の「気持ち」を聴きとる

これが、最難関の習慣
まず理解に徹し、そして理解される
の基本になります。

まとめ

人は話を聞いていない
聞いているふりをしながら
「自分が話す準備」をしている。
そして
「自分の経験に照らしあわせて」話す。

第5の習慣が求める
共感による傾聴 とは
相手の言葉を理解するのではなく
相手の言葉の裏にある
相手の「気持ち」を理解することである。


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