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「貯金」の危険性

昔は、貯金をしておけば将来は大丈夫
…と思っていました、らるです。

今日は「貯金」についての話です。

おそらく、多くの方は
「貯金」をしておけば
元本が保証されているから
最も資産が安全に守れる

…と考えていると思います。

ですが、実は「そうでもない」

貯金をしていても
その価値は下がっていってしまう…かも


という話を今日はしていきます。


貯金の2つのリスク

①インフレ
インフレとは、物価が上がっていくことで、お給料も上がるけれど物価も上がる状態です。(中略)たとえば、昭和40年の都バスの乗車料金は20円、現在は210円と10倍以上です。もしも、当時の20円を55年間タンスにしまいっぱなしにしていたなら、それだけで価値が10分の1に目減りしたということです。


中谷昌文. 海外の富裕層に学ぶ資産の増やし方 なぜ大富豪のサイフは空っぽなのか? (p.15). ビジネス社. Kindle 版.

同じ100円でも、
モノの値段が上がってしまえば
価値が下がったということになる

…というのは自然と分かると思います。

引用部にある通り
昭和40年と今とではバスの運賃が10倍変わっています。

つまり、昭和40年から
貯金をして置いていたら
今では10分の1の価値になっていた
…ということです。

そして、基本的に現在の政策は
『インフレを起こすように(年2%程度で)』
計画をされています

この点だけでも
貯金をしているだけじゃ危ないカモ?
と思えるのではないでしょうか。

②円安
次に円安とは、基軸通貨であるドルに対して、円の価値が下がる状態のことをいいます。
(中略)
1995年、円高を迎えた日本円には1ドル=84円の価値がありました。しかし、令和2年の為替はおよそ110円。本書執筆時点では120円を超えています(令和4年3月末)。現代の実効レート(当時の物価で換算)で見ると、かつては約2倍の価値があったのです。

中谷昌文. 海外の富裕層に学ぶ資産の増やし方 なぜ大富豪のサイフは空っぽなのか? (p.15). ビジネス社. Kindle 版.

次は、最近もよく話題になっている円安です。

世界の基軸通貨のドル基準で考えたとき
円の価値が安くなっている…というのが円安です。

1ドルのものは95年のときは84円で買えていました
現在は147円(11月3日現在)となっており
ざっくり2倍弱の円が必要になっています。

大きな違いですよね。


じゃあ、どうしたらいいのか…という話ですが

これはやはり、投資をする…というのが
分かりやすい回答になります。

できるだけリスクを下げて運用をする…
ということであれば
キーワードは「分散」です。

投資…というと代表的なものは株式ですが
1つの銘柄に、全てを突っ込む…
などということをやると
その1社が潰れてしまえば
全てを失ってしまいます。

さまざまな国の、さまざまな業種の会社に
投資をしていく…というのがいいわけです。
(他の資産…債権、不動産等に
 投資するという分散もアリです)

私自身は、全世界株式のインデックスファンド
投資をしています。

今、投資を初めて3年程度になりますが
特段大きな手間をかけることなく
資産は増えてきています。

コロナ禍で、大きくマイナスに転じることも
あったりして、気持ちが穏やかで
居られないこともありましたが

長い目で見れば
世界は成長しつづけていますので
その成長を信じて投資を続けていこう
と思っています。


少なくとも、「ただ貯金をしていれば安心」とは
思わないようにして、
自分なりの答えを探していく必要はあるものと思います。



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