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「選択と集中」ではなく「選択と○○」

大事なことだけに集中する…というのが苦手です。
らるです。

今日は「選択」の話。

選択と集中…というフレーズは
よく聞くかと思いますが

これって、よく考えると
ちょっと変ですよね。

選択したのなら
それに集中するのは当たり前なので
わざわざ、選択と集中…なんて
言う意味はあまりないんです。

ですので、本当に大事なのは…


選択と捨象

 よく「選択と集中」ということが言われますが、これは同語反復=トートロジーです。選択したものに集中するのは当たり前のことでわざわざ言うまでもない。大事なのは「選択と捨象」、つまり「選択」したら、後は「捨てる」ということです。

山口 周. 世界のエリートはなぜ「美意識」を鍛えるのか?~経営における「アート」と「サイエンス」~ (光文社新書) (p.68). 光文社. Kindle 版.

選択と捨象(しゃしょう)

選択したら、残りは捨てる

これこそが大事なんですね。

JAL再生において中心的役割を果たした経営共創基盤CEOの冨山和彦氏は、その名もズバリ『選択と捨象』という著書において、「強い会社」は「選択」が上手なのではなく、「捨象」つまり「捨てること」に長けているのだ、と指摘しています。多くの人は、「優れた意思決定」というのは「優れた案を選択すること」だと考えています。しかし、実際にはむしろ逆です。つまり、「優れた意思決定」の本質というのは、「選択すること」にあるのではなく「捨てること」、すなわち「一見すればどれも優れているように見えるたくさんの案を、まとめて思い切って捨てる」ことにこそあるのです。

山口 周. 世界のエリートはなぜ「美意識」を鍛えるのか?~経営における「アート」と「サイエンス」~ (光文社新書) (p.68). 光文社. Kindle 版

経営においての優れた意思決定は
大事なのは、選ぶことでなく捨てること

これは、私も仕事をしていて
とても実感があります。

様々な「有効そうな策」を考えて

「よし、それをやろう!」と
選択したところで

結局、ほかのものを捨てなければ
中途半端になっていきます。

特に「これまでやってきたこと」を
捨てるのは、中々ハードルが高いものです。

それでも
「優れた意思決定」とするために
「捨てなければならない」わけです。


「した方がいい」程度のことは「やってはいけない」
「必ずすべき」ことだけを「やる」

という言葉で私の中には
落とし込んでいこうと思います。

限られた時間の中で成果を出すには
「捨てる」ことが大事
だということを
改めて胸に刻んでおきます。


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