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勉強として「参考書を何度も読んでいきたいと思います!」という人は残念ながら…
こんにちは、らるです。
先日、新入社員がこんなことを
言っていました。
「資格を取るために
参考書を繰り返し読んでいきたいと思います!」
…確かに、教科書や参考書を読む、というのは
勉強として最もポピュラーな
方法と言ってもいいでしょう。
しかし、実際には
「効果の低い」勉強法なんです。
再読は、効果の高い学習方法と言えるのでしょうか。
結論から言うと、「ただ繰り返し読むこと」は、本書で説明するような他の勉強法と比較すると効果が低いことがわかっています。
教科書や科学雑誌からの異なる文章(学生にある程度馴染みがあるトピックやあまり馴染みのないトピック)を、再読するグループと、1回だけ読むグループに分けて、多肢選択法や短答形式などの問題を大学生たちに解いてもらいました。この研究では、直後、そして1日後の試験での正答率は、再読した学生と1回だけ読んだ学生の間で、ほとんどの場合に有意な差がなく、再読に大きな学習効果がないことを裏付ける結果となりました
残念ながら、再度国はあまり効果がないんです。
しかも、繰り返し読むと
「理解した気になってしまう」という罠も
存在しています。
同じ文章を2回目に読む時のほうが文章に慣れすらすら読め「わかった気になってしまう」ため、さらに理解を深めたり、覚えたりするといった深い情報処理が新しく行われにくいことが考えられます。
このような、表面的に情報が処理しやすくなったことで、実際には内容を記憶し深く理解していないにもかかわらず、覚えた気になってしまう、理解した気になってしまう心理的な現象は、「流暢性の錯覚(幻想)(The fluency illusion)」と呼ばれています。
単純に効果が低く、なおかつ
「流暢性の錯覚」にも陥ってしまう
単なる再読は、イマイチな勉強法なんですね。
じゃあ、どうすればいいの?
という話に関しては、
以前に紹介していて
まずは、ベースは参考書ではなく
あくまでも「過去問」であり
「覚える」のではなく
「思い出す」練習をする
その、思い出すことを
何度も、最初は間隔を置かずに
繰り返していく
ということが有効になります。
テストが得意…という人は
意識しなくても自然にやっていた方法だと
思いますが、
そんなことは知らなかった
…という人は、ぜひ試してみてくださいね。
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