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幸せの本質を考える:自分の人生を肯定することの大切さ

こんにちは、らるです。
今日は幸せについて話していきたいと思います。

成功すると幸せになる。
これは一見、分かりやすい話です。

例えばプロ野球選手としてメジャーリーガーになるとか、
会社の社長になって年収何億円稼ぐようになるとか。

しかし、これって本当に幸せなのでしょうか。

1億円稼ぐことができても、他の人が2億円稼いだら、
自分はどう感じるのでしょうか。

客観的な視点で比較できるようなものでは
どこまでいっても「足りない」まま
なのかもしません。

ここで、『100分de名著』の「幸せ」について考えよう
から引用します。

「いい仕事をしている」という「評価の承認」ではなく、駄目なところも含めて、ただ「あなただから好きなのだ」と言ってくれる。これは「存在の承認」といえます。こうした次元がないと、人生は満ち足りないだろうと思います。

島田 雅彦; 浜 矩子; 西 研; 鈴木 晶. 別冊NHK100分de名著 「幸せ」について考えよう (p.136). NHK出版. Kindle 版.

「いい仕事をしている」という評価の承認ではなく、
「駄目なところも含めて、あなただから好き」と
言ってもらえること。

これは「存在の承認」と言えます。

他の人に替えがきかない、
あなただからこそ価値があるということ。

こう思ってもらえたら
満ちたりる

私もそう感じます。
たとえば、仕事ができて評価されることは
嬉しいですが、
本当に大事なのは、自分だからこそいいと
言ってくれる人の存在です。

それが幸せの根本だと感じます。
どうすればそんなふうに言ってもらえるのか。

これは、先日も書きましたが
きっと、愛しかないと思います。

合理的に考えることではなく、感情の話です。
だから、お金を稼ぐことだけに時間を使っても、
最終的には愛に辿り着かないと
幸せは得られないのだと思います。

さらに、『100分de名著』の別の引用です。

他人からは不幸な人生と思われても、その人が自分の人生を振り返るときに、「あれこれいろんなことがあって絶望したこともあったけど、こんないいこともあったし、自分としてかけがえのない出会いもあったから、自分の人生これでよしとしよう」と心から思えれば、それは幸福といってもよいのではないでしょうか。 「幸せとは、自分の生に対する肯定である」──これが、ぼく個人の考える「幸せ」の定義です。

島田 雅彦; 浜 矩子; 西 研; 鈴木 晶. 別冊NHK100分de名著 「幸せ」について考えよう (p.137). NHK出版. Kindle 版.

他人から見たら不幸な人生でも、
自分が振り返ったときに
「あれこれあっても
かけがえのない出会いがあった」と
心から思えれば、それは幸福です。

「幸せとは、自分の生に対する肯定である」

この定義は、私としては
すごくしっくりきます。

誰かに言われることではなく、
自分で自分を肯定できること。
それが幸せだ、という話です。

ここから考えると
他人の評価に右往左往していては
幸福になれません。

常に自分の人生の主導権を握って、
自分を肯定できるかどうか
…が大切です。

もちろん、周りの人と一緒に生きていくのですから
そこはしっかりと良心に従って
ひとりよがりにならないことも
大切です。

ただ、一番大事なのは
最後は自分が自分を肯定できるかです。


「幸せは自分の生に対する肯定である」。

この言葉は胸に刻む価値があると思います。

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