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老子曰く、文化の進展は幸福を増やさない!

こんにちは、らるです。

文化の進展
…とてもいい響きですよね。

様々な便利なものが出来て
新しい楽しみが出来て…

確かに、昔と比べて
楽しめることは増えたと思います。

ですが…本当にそれだけでしょうか?

例えば、SNSの発達で
人は誰でも「発信者」になれる
という幸福への道を得ました。

一方で、そのリスクを理解せずに
使用して「炎上」してしまったり

SNSが無かった時代には
考えられなかった
超大規模の「集団イジメ」が発生したり
(ネットイジメで自殺してしまったり…
 などという事件も聞きますね)

何でも情報が入ってくる影響で
「とんでもないお金持ち」
「とんでもなく幸運な人」
「スゴイ技術を持った人」
目に入ってきて、
「自分なんて大したことない」と
自己肯定感を失ったり

SNSが無かった時代には
ありえなかった不幸が発生しているのも
また事実
です。

このように、文化の進展は
幸福と同時に、不幸も増大する側面を
持っています。

このことを老子は予見していました。

五つの色をまじえた手のこんだ色彩は、人間の目をくらませる。
五つの音をまじえた手のこんだ音楽は、人間の耳をだめにする。
五つの味をまじえた手のこんだ料理は、人間の味覚をそこなう。
乗馬や狩猟の歓楽は人間の心を狂気にさせる。
手にはいりにくい珍しい品は人間の行動を誤らせる。
P45

贅沢な、手の込んだものは
人の心、感覚を狂わせてしまう


そう、老子は言っています。

『手にはいりにくい珍しい品は
 人間の行動を誤らせる』

という一文は
特に私も身に覚えがありすぎて
胸に突き刺さります
ね…。

ソシャゲのガチャに
大量課金してしまう現象は
まさにコレです。

じゃあ、どうしたらいいか
…というと

それゆれ聖人は、
腹をいっぱいにすることをつとめて、
感覚の楽しみを追うことはしない。
だから、あちらの外にあるものはうち捨てて、
こちらの内にあるものをとるのだ。

P45

身の丈に合わないものは捨てる
ということです。

老子は「貴族のぜいたく」に
普通の民衆が惑わされる
ことを案じて
この文章を書いたようです。

今は、いやでも沢山の宣伝が
目に入ってしまう時代です。

「ぜいたく」の選択肢は
大量に目の前に転がっています

ですが、本当に大事なことは
自分が満足できるかどうか

ということです。

宣伝や、SNSから流れてくる情報…
最新のもの、珍しいものが
欲望をガンガン刺激してきます。

それらに踊らされて、
自分を見失ってはいけません。

要は…
ソシャゲで出てくる新しいキャラに
何万も突っ込むのは
本当にその金額に見合うだけの
満足につながっているのか?

別にSwitchじゃなくても
スーパーファミコンでも
楽しめるんじゃないか?

高級ブランドの服じゃなくても
ユニクロでいいんじゃないか?

それを「自分に問うて」みよう
ということですね。(反省)

まとめ

文化の進展は
幸福の増大とともに
不幸も増大させている。

宣伝に流され、欲求の刺激に負け
自らを不幸にしていないか?

自分の本当の満足を冷静になって
見つめなおしてみよう。

最後まで読んでいただき
ありがとうございました!

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