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すべてのものは二度つくられる【7つの習慣2-②】

前回は「自分の葬式での弔辞」を
思い描いてもらって
「あなたの成功の定義」
考えてもらいました。


あなたが目的とする姿、状態を
まず「頭の中に創造してもらった」

ということです。

この「頭の中で創造する」
→「実際に創造する」
というのは
人の創るものすべてに当てはまります。

すべてのものは二度つくられる

 すべてのものは、まず頭の中で創造され、次に実際にかたちあるものとして創造される。第一の創造は知的創造、そして第二の創造は物的創造である。
 家を建てることを考えてみよう。家の設計図が隅々まで決まっていなければ、釘一本すら打つことはできない。あなたはどんな家を建てたいか頭の中で具体的にイメージするはずだ。
(中略)
 次に、思い描いた家を設計図にし、建築計画を立てる。これらの作業が完了してようやく工事が始まる。そうでなければ、実際に物的につくる第二の創造の段階で次から次へと変更が出て、建設費用が二倍に膨れ上がることにもなりかねない。

Kindle位置No.2120

家を例に挙げて
第一の創造:知的創造
第二の創造:物的創造

を説明しています。

何かを「創り出す」と言ったら
現実世界に現れてはじめて
「創られた」ことになる
…と
思うのが自然ですよね。

「アイデア」だけでは
価値を生み出せない
…ということを考えると

二つの創造のうち
第二の創造:物的創造
の方が大事そうなようにも

思えてきてしまいます…が

第一の創造がいかに大切か

という話が実はポイントに
なってくるんです。

描くか委ねるか

 すべてのものは二度つくられる。これは原則である。しかし第一の創造が常に意識的に行われているとは限らない。日々の生活の中で自覚を育て責任を持って第一の創造を行えるようにならなければ、自分の人生の行方を影響の輪の外にある状況や他の人たちに委ねてしまうことになる。家族や同僚から押しつけられる脚本どおりに生き、他者の思惑に従い、幼い頃に教え込まれた価値観、あるいは訓練や条件づけによってできあがった脚本を演じるという、周りのプレッシャーに反応するだけの生き方になる。

Kindle位置No.2147

すべてのものは二度つくられる

けれども

第一の創造:知的創造 は
無意識に行なってしまっている
…こともある、というわけです。

無意識でもいいのでは?

と思ってはいけません。

無意識に行なっていては
自分の望まない形の創造に
なってしまうかも
しれないからです。

この2つの「創造」というのは
モノを作る時だけではなく
「人生」についても同じ
です。

「人生」を作るときの
第一の創造が無意識に行なわれると
「他人」や「環境」に左右された
人生を作ることになってしまいます。

だからこそ、
自分で自分の在りたい人生に
近づいていくために「自覚的に」
「第一の創造」をする必要が
あるわけ
です。

人間だけに授けられている自覚、想像、良心という能力を働かせれば、第一の創造を自分で行い、自分の人生の脚本を自分で書くことができる。言い換えれば、第1の習慣が言っているのは「あなたは創造主である」であり、第2の習慣は「第一の創造をする」習慣なのである。

Kindle位置No.2157

第1の習慣「主体的である」は
あなたが自分の人生の創造主だと
いうことを

第2の習慣
「終わりを思い描くことから始める」は
「第一の創造をする」ことを
示しているわけです。

まとめ

すべてのものは2度作られる

第一の創造:知的創造
まず頭の中で創られて

第二の創造:物的創造
次に実際に創られる。

第一の創造を「意識的に」行なうことが
自分の人生を、自分の在りたい形に
するために必要である。

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