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人生を成功に導いてくれるのは、学力よりも…

こんにちは、らるです。

今日は、「学力」と「非認知能力」の
関係について話をしていきたいと思います。

実は、研究の結果では、学力そのもの
ではなく、その他の能力がいかに
重要かが明らかになっているんです。

 米国の大学に入学するには、SATと呼ばれる共通テストと、高校の時の通知表の両方を提出する必要があります。ボーウェン教授らは、SATの成績は認知能力のみを表すのに対して、高校の通知表の成績には、締め切りを守って宿題を提出したり、授業中に積極的に発言したりするという非認知能力も反映されているはずと考え、大学の中退率への影響を検証しました。  その結果、中退することなくきちんと大学を卒業できていたのは、SATの成績がよかった学生ではなく、出身高校のレベルにかかわらず通知表の成績がよかった学生だったことが判明しました。 高校でよい成績を取る過程で獲得した非認知能力(まじめ、先生との関係がよい、計画性がある、やり抜く力がある、など)は、高校を卒業した後も、彼らを成功に導いてくれたのです。

 どんなに勉強ができても、自己管理ができず、やる気がなくて、まじめさに欠け、コミュニケーション能力が低い人が社会で活躍できるはずはありません。一歩学校の外へ出たら、学力以外の能力が圧倒的に大切だというのは、多くの人が実感されているところではないでしょうか。 

中室牧子. 「学力」の経済学 (ディスカヴァー携書) (p.105). 株式会社ディスカヴァー・トゥエンティワン. Kindle 版.

米国では大学に入学する際、
「SAT」という学力テストと、
高校の通知表の両方を提出する
必要があります。

SATは、主に学力を測るものですが、
通知表にはその人の非認知能力
反映されていると言われています。

ボーウェン教授の研究では、
大学の中退率に対する影響を調べた結果、

実際に大学を卒業できたのは、
SATの成績が良かった学生ではなく、
通知表の成績が良かった学生だった
ことが分かりました。

つまり、学力が大事…ではなく
非認知能力、すなわち

まじめ、先生との関係がよい、計画性がある、やり抜く力がある

といったことの方が効果があった
ということです。


そして、これらの能力は、
長期的に見て成功を支える力になります。


これは、私たちの周りでも同じでは
ないでしょうか。会社でも、
単に頭が良いだけではなく、
コミュニケーション能力
締め切りを守る力が大切です。

テストの点数が高いだけ…の人が
活躍しているイメージは
あまりないでしょう。

ですので、親御さんが子供を育てる際、
「テストの点数だけに囚われないこと」
が重要です。

もちろん、学力も大事です。
しかし、学校で学ぶ過程で身に付ける
「やり抜く力」や「人間関係をうまく築く力」
こそが、社会に出た後も役立つ力です。

最後に、学力と非認知能力のバランスが
重要であることを覚えておいてください。
未来の成功を支えるのは、
数字では表せない力だということなんです。

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