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え、そうだったんだ! 現代にも影響している「お金」の昔の姿【高校生からわかる「資本論」】

こんにちは、らるです。

今日は雑学の話です。

今は、皆ものを買う時には
「お金」を使っています。

ものを買うというのいは
お金と商品の交換、ですよね。

お金の姿は
紙だったり、金属だったり
今では「データ」のやりとりに
なることも多いですよね。

まだ「お金」が無かったころ
一体何を使って「交換」していたのか


今日はそんな雑学的なお話です。

日本では?


大昔の日本語では、稲を「ネ」と発音していました。そうすると、「この布はどれぐらいのネと交換できるかな?」、「この魚はどれぐらいのネと交換できるかな?」、「これはどれぐらいのネ?」と言っているうちに、値段の値(ネ)という言葉が生まれました

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日本では、お金代わりになっていたのは
でした。

稲の発音は、今は「イネ」ですが
大昔は「ネ」と呼んでいました。

その名残が、値段の値(ネ)
残っていると言います。

面白いですよね。

こうして「今の自分」が知っていることに
結びつくと、知識がとても身近なものに
感じられて
きます。



さて、ここまでが日本の話。

実は、中国や古代ローマでは
別のものが使われていた
わけですが

これらも同じように
「今の私たちに身近な言葉」に
名残が残っている
んです。

中国の場合

中国では 子安貝 というきれいな貝が、交換の仲介役として使われていました。中国の内陸部だと、海岸から持ってきた貝ってとっても珍しかったのね。きれいなものだからみんながいいなと持ちたがります。貝殻は腐りません。

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中国では「貝」でした。

そして、この名残は
私たちが普段使う漢字に残っています。

お金や財産に関する漢字は、すべて貝という字が使われているということなんです。「買」、「貯」、「貴」、「貧」、などなど。古代中国で貝がお金の代わりに使われていた

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買う、貯める、貴重、貧しい
お金に関係のある感じには
たしかに全部「貝」が入っていますね!

これもまた、面白いです!

ローマ帝国の場合

ローマ帝国時代、兵士には給料として塩が渡されていました。塩がないと人間は生きていけないからね。まず塩を給料としてもらい、その塩を他のものに交換することができたんだよね。その塩のことをローマ帝国時代、「サラリウム」と呼んでいました。これが英語のサラリーになる。

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ローマ帝国では「塩」でした。
塩のことを「サラリウム」と呼び
これが今の英語の「サラリー」になった
というわけです。

サラリーマンのサラリーって
元々は塩のことだったんですね!


というわけで、今日はお金にまつわる
雑学の話でした!

まとめ

昔は、お金の代わりに…

日本:稲が使われていた→値段の値(ネ)に名残が残る
中国:貝が使われていた→漢字(貯、買など)に名残が残る
ローマ:塩(サラリウム)が使われていた→サラリーという英語に名残が残る




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