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就活NGワード「安定」「残業はありますか?」 【人事部はここを見ている!】

(Kindle Unlimitedで読めます)

就職活動…というのは
これから長い間、
自分の身を預ける先を選ぶ…という
一大イベントです。

ですので、面接を受ける側が
気になるのは
「長く安定して給料がもらえるのか」
「ブラック企業じゃないのか」

といったことかと思います。

気になるのは分かります…が

それを聞いたら落ちます

というのが今日の話です。

人事担当者のホンネ

まずは、「安定」に関してです。

 最近、エントリーシートや面接で人事担当者に嫌われるのが「安定」という言葉です。志望動機に「貴社は経営も安定しており……」と書いてくる学生はいらないと語るのは石油会社の人事課長です。
 「今のようなビジネス環境の変化が激しい時期に欲しいのはチャレンジ精神旺盛な学生。安定志向の学生は必要ありません。エントリーシートに『安定』の文字が見つかれば、それだけで書類選考で落としています」誰もが安定した会社に入りたいのが本音でしょう。でも採用試験では禁句。面接でも注意しましょう。

Kindleの位置No.1645-1650

ESに「安定」の文字があった時点で落とす
…これは中々キツイですね。

この変化が激しくなっている時代に
「安定」を求めたいのは
もちろんわかります。

わかります…が

あのトヨタですら
終身雇用を守れない…と
言っている今
どんな大企業でも、将来の保証は
出来なくなっている
時代です。

安定の保証なんてできません。

むしろ、安定しない世の中で
一緒戦っていける人を
とりたいと思っている
わけです。

ですから、「安定」は
就職しても手に入らない
ものと
わりきりましょう。

逆に言えば
「安定」していなければ入らない
…と思ってしまうような会社を
受けてはいけない、
ということです。

続いて、残業を含めた
勤務条件の話です。

 中堅商社の採用担当者はこう言います。
「学生の中には『勤務時間は何時間ですか、残業はありますか』と聞いてくる人もいます。労働条件のほうが優先度が高く、仕事に対する情熱を感じない学生が非常に多い。そんな学生に労働の権利だけを断片的に教えるのは危険だと思います。働くとはどういうことか、働く喜びや意義を大学で教えてほしいですね」
 IT系のベンチャー企業の採用担当者は、ブラック企業叩きに絡めてこう言います。「もちろん、社員のことを考えずに悪意をもって働かせている企業は問題だが、労働法を順守していない企業は山ほどあります。うちのような中小ベンチャーは、法律ギリギリのラインで働かなければ、それこそメシのタネがなくなってしまうのが現状。労働条件がよいから入りたいという学生はこちらから願い下げです
 採用担当者が強調するのは、労働環境がよいか悪いかよりも、仕事にやりがいを持てるかどうかを重視してほしいということです。

kindleの位置No.1831-1839.

労度条件の良さ目当てに
受けてくる就活生は願い下げ…

ということです。

これも「安定」の話に
通じるところがあります。

不安定で、厳しい時代の中で
「一緒に頑張る」人を
企業は求めている
わけです。

もちろん、ブラックな労働環境で
働きたい人はいないと思います。

ですが、それを直接相手に
言ってはいけません。

環境が知りたければ
会社に直接聞くのではなく
他の方法で調べましょう。

就活は結婚に例えられる

よく、就活は結婚に例えられます。

就活生からすれば
今まで良く知らなかった相手に
自分の人生をあずけるわけですし

企業からすれば
一度入社させれば
莫大な教育費をかけて育て
簡単にクビにすることもできなくなります

お互いに、非常に大きなリスクを
負っておこなうわけです。


そして、この結婚の例えを
考えてみれば
「安定」「労働条件」の話が
嫌われるのもわかると思います。

就活において「安定」や「労働条件」を
求める
というのは、

婚活において結婚相手に

「あなたは安定してお金をくれそうだから」
「あなたなら私に楽をさせてくれそうだから」

と言っているのと同じなわけです。

もし、プロポーズをしてきた相手が
こんなセリフを言ってきたら
あなたはどう思うでしょうか?

企業側は
「自分たちと一緒に
 厳しい環境下で頑張ってくれる人」を
探している
わけです。

なのに
「あなたは安定してお金をくれそうだから」
「あなたなら私に楽をさせてくれそうだから」
…というセリフがきたら
一緒に居たいとは思いませんよね。

一言で言ってしまえば
「相手の気持ちになって考える」

ことが大切だ、ということになります。

まとめ

就活において
「安定」「労働条件」の話は
禁止ワードである。

なぜなら、企業は
安定を保証できないし
仕事の中身より労働条件を
気にする人と
一緒に働きたいとは
思わないからである


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