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子への愛ゆえに【Kさんのお父さんにお話を聞いて】

愛って素晴らしいなぁ…と
しみじみと感じています。
らるです。

先日、対話活動をはじめるきっかけとなった
Kさんの「お父さん」とお話をさせていただきました。

こんなメッセージが来ました。

正直、このお話の提案がきた時は
かなりビックリしてしまいましたが
お会いできてよかった、と感じています。


なぜ、驚いてしまったのかといえば

単純に、お父さんにつながるとは
思っていなかった…というのもありますが

Kさんから
「お父さんからは厳しく接されていて
 関係性はあまりよくない」
という話を聞いていた
からでした。


その、厳しいお父さんが
私に何か言いたいことがあるのだろうか…

…と、ちょっとドキッとしてしまった
という感じです。


実際、私がお会いした時も

「私のnote記事を印刷したもの」に
「感想(かなり厳しめ)を印刷したもの」
を添えて手渡されて

「(あ、やっぱり厳しい方だ!)」
と、思ってしまいました。


ただ、その「厳しさ」というのは
「愛」ゆえに…だということ

お話をしていく中でわかりました。


私自身の無責任さと、Kさんのお父様の愛

Kさんのお父様は
わかりやすく言ってしまえば
非常に優秀で、勉強熱心で、
活動的で、交友関係も広い
方で

私がお会いしたお店も
Kさんのお父様のご友人のお店
でしたし
私がお会いする直前にも
沖縄に行かれていたり
異国のご友人を日本に招いていたり…と
70歳を越えられているにもかかわらず
非常に活動的な方でした。
(息子さんのネットつながりの人(=私)に
会おうとするだけでも、並のアクティブさでは
ないことはわかりますよね)


面白いお話を様々聴かせていただきましたが
私として、非常に痛いところを
突かれたな…と思った話を

紹介させていただきます。


Kさんとお会いした時に
こんな話が出ていました。

『バイトをしようとしたが
 コミュニケーションが苦手すぎて74社落ちた』

この話に関して、私の反応は、
「そんなにたくさん落ちたのに
 しっかりと反省しつつ
 最終的には受かるまで
 受け続けていてスゴイ!」
というものでした。

これに対して、Kさんのお父様は
「同じような失敗を2回も3回も繰り返すのは
バカのやることだ」
というものでした。

一見すると、私の反応の方が
優しそうにみえるかも
しれません。

ですが、実際はそう単純ではありません。

本来ならば、

74回も落ちる…というのは
何か重大なことを見落としているのかも
と伝えて
今度何かに取り組む際には
もっと反省の仕方を工夫して
失敗の数を減らさないといけませんよ

…と、厳しいことでも言ってあげるのが
本人のためを思えば
優しいといえるのではないでしょうか。

私の反応では
「次も同じようにたくさん失敗する」ことを
「それでいい」と言ってしまっている

…と、捉えられても仕方ありません。

バイト…すなわち、生きていくために
必要なお金を稼ぐ…ということにかんして
そんなに失敗していては
無事に生きていくことが
叶わなくなる可能性もあります。

Kさんのお父様の反応…

「同じような失敗を2回も3回も繰り返すのは
バカのやることだ」

…というのは、一見非常に厳しいのですが
「自分が居なくなったあとにも
 Kさんに無事に生きていって欲しい」
…という愛ゆえの言葉
なわけです。

(言葉が厳しすぎるので、もう少し
 柔らかい伝え方の方がいい…という面も
 あるとは思いますが…)


私は、相手に厳しいことを言うのが
苦手なタイプです。

だからといって
人に厳しくしなくていい
…ということではありません。

私は、人に優しくありたいと思っています。

そして、本当に優しくある…というのなら
ときには、厳しさも必要だな…ということを
今回の対話を通じて改めて感じました。


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