他人のことがよくわかるのが知恵、それよりさらにすぐれた明智とは【老子】
グッときた本は繰り返し読んでいます。
らるです。
今日は、老子の話です。
そして、最近語ってきたことの
再確認の話でもあります。
ここ数日の話で
「自分のことを知る」ことが大切
「自分のことを知るにはどうしたらいいか」
という話をしてきました。
そして実は、老子も
外のことより「自分のことを知れ」と
言っていたんです。
外よりも内を
他人のことがわかる…よりも
「さらにすぐれた明智」であるのが
自分で自分のことがわかることだ
というわけです。
自分のことがわかる …というのは大切だよな
とは私も思っていましたが、
老子はハッキリ「内側(=自分)の方が大事」と
言い切っているわけです。
また、解説にはこうあります。
内に内に…と、洞察を深めていくと
「内外すべて」を見抜けるようになる…と
これはなかなか衝撃的ですね。
この、自分自身の中に答えがある
…という話は、個人的には
スピノザっぽい と感じました。
スピノザは、
神即自然…
この世全ての物事は「神」のもとに必然的に生じている
と述べています。
要は、「私たち自身」も「神」の一部だ
ということです。
ここでいう「神」というのは
人のような何か…ではなくて
「この世を動かす絶対法則」…といったイメージで
捉えるとわかりやすいかと思います。
要は、
自分自身もその「法則」通りに動いているのだから
自分自身を理解できる
=この世を動かす「法則」を理解できる
という話になって
老子の言う
内に内に…と、洞察を深めていくと
「内外すべて」を見抜けるようになる…
という話とつながってきます。
なんとなく、外の情報をどんどん学ぶことが
より賢くなって、自分を向上させて
幸せになれる道…なのかと
漠然と思っていましたが
どうも、まずは「自分を知る」ことを
やっていった方が良さそうだなぁ…と
思い直しつつあります。
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