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自立とは依存することだ【生きる技法】

こんにちは、らるです。

さて、今日のタイトル

自立とは依存することだ

どうでしょう?

きっと、違和感を覚えた方も
多いと思います。

「依存しないことが、自立なんじゃないの?」

確かに、私もそういうイメージを
もっていました。

しかし、そうではないんです。
依存しないことが自立…は誤解です。


こちらの本は
東大教授の安富さんという方が
書かれた本です。

私が今までなんとなく持っていた
言葉のイメージを覆してくれる
非常に面白い本でした。


で、今日の本題の
「自立とは依存することである」
という話ですが

これだと少し伝わりにくい部分も
あると思いますので
本書に紹介されている別の言葉も
紹介しますと…

【命題1-2】★依存する相手が増えるとき、人はより自立する

P24

こちらの方がイメージが付きやすいかと思います。

まず、大前提として
人は必ず誰かに依存しています。

「え?私は一人で生きてるけど?」
…と思う人は

身のまわりを眺めてみたり
生活を振り返ってみてください

身のまわりのもの…たとえば
目の前にあるPCやスマートフォンも
あなたではない誰かが
つくったモノでしょうし

蛇口をひねれば水が出てくるのも
それを供給してくれる人がいるからです

本当に依存無しで生きている人は
ほぼ居ないと言っていいでしょう。


人は、必ず誰かに依存している
という前提に立ったうえ

「依存先を減らすとどうなるか」を
考えてみましょう。

依存先を減らしていったとしても
結局、最後には
「外せない依存先」が残ります。

では、その状態で
「外せない依存先」から
「もう、お前を助けないよ」と言われたら
どうなるでしょうか?

どんなことをしてでも
依存を続けさせてもらうように
相手に従う
ことでしょう。

この状態は自立ではなく
逆の従属の状態になります


逆に、依存先を沢山持っている人は
どうでしょうか?

仮に、一つの依存先から
「お前を助けないよ」と言われても

「いいよ、他の人からも助けてもらえるから」
ということができます。

人間は依存せずには生きられません。
ですから

自分で、しっかりと、必要な時に
必要な依存先を選べる状態

これが自立なわけです。

つまり、自立した人とは…

自立した人というのは、自分で何でもする人ではなく、自分が困ったらいつでも誰かに助けてもらえる人であり、そういった関係性のマネジメントに長けている人のことだ

P33

と言えるわけです。

ですから、
お互いに尊重し合い、
大切にしあえる友人を数多くもち、
困ったときには助けあえる関係を築く
…ということが自立につながります

自立したければ
人間関係作りが必須

…ということなんです。

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