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自分の性自認について

ノンバイナリー、これが私の性自認です。

と言っても、「性自認ってなに?ノンバイナリーってなに?」って人の方が多いので、それぞれ私なりの解釈で解説していきます。

それと同時に、なぜカミングアウトするのかということもお話していくぜ


性自認ってなに?

(生まれた時に割り振られた性別とは関係なく)今自分が自認し、社会上で生活している時の性別のことです。

トランスジェンダーの方が分かりやすい例だと思います。男から女へ、あるいは女から男へ性別移行した人たちもトランスジェンダーに含まれます。

ここで生まれそうな誤解3つと私なりの答え

  • 性器とか手術しないと性別は変えられないの?
    日本の法律上はそうです。しかしそれは性自認とは関係ありません。また、世界的には「妊娠機能を奪わなくても戸籍上の性別を変えられるようにしようよ/してるよ」って流れになってたはず

  • トランスジェンダーって性別があるの?
    自分的には無いと思います。例えば女性だった人が男性になったら、その人は「トランスジェンダー男性」とも言われたりしますが、でも本人は「自分は“トランスジェンダー”の男性です」って思ってるの?そう振る舞ってるの?“男性”とどう違うの???ってなるので無いって結論に達してます。トランスジェンダーはあくまで過程であり、人生の一部なので、性別そのものを表す記号ではないと思ってます。

  • トランスジェンダーの人ってみんな手術とかして見た目を変えたがってるんでしょ?
    違います。っていうか手術って感染症とか色んなリスクあるし子宮や卵巣を取ったらガンになる確率上がるらしいしホルモン剤投与したら血栓が出来るリスクが上がるし、デメリットがいっぱいなんです。それが嫌でしてない人もいれば、「っていうか見た目とか内側を性自認に合わせる必要ある?なくね?」って考えで手術とかしない人もいます。


ノンバイナリーってなに?


性別二元論に当てはまらない性自認を持つ人のことです。

世の中って男と女しかいないわけじゃないですよね。人間の性別は、ジェンダー的にもセックス的にも2つの間で(あるいは外で)グラデーションになっています。

セックス的なグラデーションは性自認とは関係ない話なので割愛します。

ジェンダー的なグラデーションで言えば、ノンバイナリーと似た(同じ?)用語であるXジェンダーなどが分かりやすい例になると思います。Xジェンダーにもいくつかタイプがあるので書き連ねます。

Xジェンダーいろいろ

  • 男性と女性の間

  • 男性と女性の両方

  • 男性と女性、どちらでもない新しい性

  • 男性でも女性でもなんでもない


ざっと4つかな?他にもあった?(あとで修正してるかもです)

私は「男性でも女性でもなんでもない」って性自認を持ってます。性別:無しとして生きてます。戸籍上は(嫌々)割り振られていますが。

たまに「どうしてそうなったの?」って聞かれますが、その時は「知らないです。あなたはどうして女性/男性として生きっぱなしになってるんですか?なにか原因があるんですか?」って聞き返してます。

たぶん原因があるんでしょうね。女性と決められてから、女性以外の性別を選べない重大な出来事が起こったはずです

そんなわけないので、性自認に理由はいりません。欲しい人は勝手に自分でつけたらいいけど、他人までもそうだとは決めつけてはいけないはずです。


なんでわざわざカミングアウト(公表)するの?


わざわざ言わないとわざわざ「女性扱い」されるからです。なんか勝手にその人の思う女性像に当てはめられちゃうから。

アニメ好きに「君ってアニメ好きなんだよね?じゃあ手塚治虫読みまくってるでしょ」って急に言うようなもんです(そういうもんか?例えが下手ですみません)。

他人にイメージを抱くのは当たり前のこと

僕もタトゥーいっぱい入れてる人を見たら「タトゥーが好きなんだな」って勝手に思っちゃったりします。

でも、その人は役作りでタトゥーシールいっぱい貼ってるだけの人かもしれません。「なに?タトゥーを入れてるくせにタトゥーが好きじゃないだと?騙しやがったな!」って怒ったらヤバいやつです。

他人のことを勝手に想像するのは自由ですが、それを表に出す時には注意しなければなりません。勘違いをしてたら修正した方が自他にとって便利です。

これは私も自分に言い聞かせていることです。

僕を見て「女の人かな」って思うのは自由です。なにか必要がある時に性別を聞くのも、男女どっちかの対応が必要な時にどっちかを選ぶのも悪いことではありません。

仕方ないって思うしね。

でも、その上で僕は「女扱いすんじゃねえ!」と言います。自分の性別は女でも男でもないので。

そして他人に対しても、なるべく性別で決めつけた態度を取らないようにしてます。

男性恐怖症を持っているので、どうしても怖いと感じる時はありますが、まあそれは自分の問題なので(幸いそう思える程度の男性恐怖症っていうのもありますが)…同じように接していければいいな…。


まとめ


私がこんな思いでこうやってそういう性別で生きてるんだなっていうのを書きました。

ただ知ってもらったらラッキーって気持ちなので、「ふーんそうなんだー」って読み流してもろたら嬉しいです。

色々と間違った解釈をしてるかもしれないので、もしご指摘があればご連絡いただければ幸いです。

そして、最後まで読んでくださってありがとうございました。またなんか書きます。

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