【バンコクでアフタヌーンティー】ザ・ハウス・オン・サトーン(The House On Sathorn)
オフィス街に突如現れる、コロニアル様式の美しい洋館 "The House On Sathorn" 。現在はWバンコクホテルのダイニング、アフタヌーンティー、パーティー用の別館として使われている。
貴族の邸宅だった美しい洋館の歴史、今も残る「サトーン」の名
今からさかのぼること約130年。1889年、ラーマ5世の時世(在位1868-1910)チャイ・スア・ヨムという中国人実業家の個人邸宅として建てられた。
彼はサトーン運河の掘削に成功、後にバンパイン離宮を建設する際の資材調達を任された。これらの功績を称え、ラーマ5世より「Luang Sathorn Rajayutka」(※Luang とは貴族の称号 ) の名が与えられ、現在も地名に「サトーン」の名が残っている。
1895年。若くして亡くなった主人なき後長女に引き継がれた邸宅は、長い長い旅に出ることとなった。
ホテルになったり、王族の所有になったりと時を経て、1948年~1999年にはロシア(ソ連)大使館として使用される。
そんな歴史的建造物は、2001年タイ政府により正式に文化財として登録に至り、2015年 The house on Sathornとして現在の形となった。
別世界でいただくアフタヌーンティー
アフタヌーンティーをいただく場所は外のお庭か室内か選ぶことができる。
私たちが行ったのは3月、タイは夏真っ只中。ゆっくり室内でいただくことにした。
異世界。非日常。その雰囲気にうっとりしてしまう。
どれも美味しくて、最後には名物ワッフルも。(これは予想外だった!)
案の定、お腹がいっぱいになって全て食べ切ることができなかった私たち。
ここはお持ち帰り文化の国。「お持ち帰りしますか?」と聞いてくれる5つ星ホテルがあったことを思い出し、食べきれなかった焼き菓子はお家で楽しむことにした。
スタッフの方に「お庭も見て行ってくださいね」と声をかけてもらい、外へ。建物の外観もお庭も本当に素敵だった。マハナコンタワーの圧迫感は無視できないが、今と昔が共存していると捉えることもできる。
◆ 基本情報・予約方法
ドレスコードはスマートカジュアル
(タイだし!とビーサンで行かないようご注意ください)
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