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運命と私 66

始めてのバレンタイン。
私はブラウニーを作る予定だった。

買ったチョコレートより、
手作りのほうが祐一は喜ぶと思ったからだ。

でも失敗した時用に、
チョコレートも一応買っておこうと、
私は会社の帰りにデパートに寄り、
チョコレートを買うことにした。

デパ地下に行くと、
甘い匂いがして、
たくさんのチョコレートが売っていた、
チョコレートとはたくさんあったが、
人もたくさんいた。

そして値段の高さに驚きながら、
年に一度だからこの機会に、
自分用にも高級チョコを買って見ようか悩んでいた。

おいしそうなチョコがたくさんあって、
私はなかなか決めることが出来なかった。

結局は店頭に「一番人気」と書いてあるお店でチョコを買った。
誰が決めた一番人気なのか?わからないけど、
私はそういう情報に流されてしまう人間だった。

帰りにお惣菜コーナーに行くと、
キラキラした高級お惣菜が並んでいた。

たまには買って見ようかな?と考えていると、
「川崎?」と声をかけられた、

振り向くとそこには江藤が立っていた。


つづく

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