色(世界と私56)
「1人になれる時間。」がなぜ嬉しく感じるのか?
たまにしかないご褒美のような時間だから。
家族の前だと「お母さん」や「妻」という、
目に見えない衣を羽織ってしまう。
1人でいる時だけ、本当の自分でいられる。
私は今回1人の時間が出来て、
本当の自分を思い出した気がした。
だらしなくて、めんどくさがり。
でもこんな自分でもがんばって母親は出来ている、
人は何色にでも染まることが出来る。
母親でも妻でもない、
本来の私の色に戻る時が来た。
私は南さんといる時だけ、
本当の自分でいられるような気がしていた。
それから私はレンタルファームの仕事の時間を少し減らして、
南さんの事務所に行って、
新しい仕事の手伝いをするようになった。
時代は変わり、
私たちの仕事は軌道に乗り、
順調に進み始めた。
つづく
もっと飛躍する為の活動資金宜しくお願い致します。