髭剃りの穴の数を当てたら、抽選で「家と車と50万」が当たる〈ドリームクイズ〉なるものがあった。

この間古新聞を眺めて、昔の広告良いわあって思ってたら、、、髭剃りの穴の数を当てたら、抽選で「家と車と50万」が当たる〈ドリームクイズ〉なるものがあった。東京オリンピックの年っぽい記事があった(聖火リレーの記事)ので、きっとそれくらいの時期のものなんだけれど。

写真を撮っておいたので、ご覧いただきたい。

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↑全体像
結構大きめの広告。娯楽が少なくて新聞の需要が今よりあった時代なら、ほぼ確実に話題に上るだろう。この頃ってテレビあった?あったわ。テレビ広告も出してたら、100%話題になるでしょ。広告効果抜群。


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↑中央部拡大
ヒントとして、正解は400から430の間で、末尾は0とのこと。つまり、400or410or420or430の4択クイズと化しているのだ。25%の確率で正解を引き当てられる。抽選への参加ハードルが激低い。

持っていなくても実際に店舗で数えるも良し、広告の写真から割り出すも良し、誰でも参加可能で頑張れば確実に当てる事ができるという。その企画力どうなっているんだ。


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↑左側拡大
免許持ってる人は「ペーパードライバー賞」が獲得できるチャンスも。免許持ってる人みんなペーパードライバーって決めつけられててウケる。自分の車じゃなくて、「フェアレディ」もしくは「(新)ブルーバード」を借りてドライブができるらしい。(調べたら車普通にかっこよくて、それも笑ってしまった。)プラス、なぜかお小遣い一万円がもらえる。

あ、クイズを知った経緯のアンケートで「新聞・雑誌」「電気店・デパート」しか載ってないからテレビ広告は出してない!

ハガキの送料めちゃくちゃ安くない(5円)?って思って調べたら、当時本当に5円だった。すごい時代。当選者の内訳、東日本/中部日本/西日本で分かれてるの新鮮。三分割が普通だったのかしら。


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↑右側拡大
上の3人の顔良いよね。

ドリーム賞(家、車、50万)のすごさに圧倒されて見逃しそうになるけど、マッハ賞(フェアレディ/スポーツカー)もめちゃくちゃすごいよね。髭剃りの穴数えて5円でハガキ出したらスポーツカー返ってくるの、マジでマッハだわ。

そのあとの賞のネーミング、パンチ・タッチ・スイッチ・スッキリ。スイッチまで「チ」終わりでまとめてたのに、どうして最後諦めた?まだあったよ。マッチ賞で景品マッチにするとかさ。きっとまだ煙草ガンガン吸ってたでしょ、当時。景品のチョイスも謎である。


3人の写真の吹き出しの線とか、若い夢の両側のクローバーとか、「時代」って感じがする。この企画考えた人天才だなあ。今となっては、某社長でも思いつかないと思う。



そのほかの、良いなと思った広告選。

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↑味の素
全体の配置バランスが良い。余白が美しい。


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↑拡大
キャッチコピー「味の総監督は私」最高。
味の素のビンがエプロンつけてるの可愛すぎる。正直作りたい。


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↑フジパン
単に食パンの倒れ方が好きなだけ。このイラストいい。


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↑デスモア
デスモアて。名前。


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↑プラチナ66
デザインが良い。配置、黒と白のバランス。
価格600円〜5000円っていうのはどういう事なんだろうか。必要なパーツのそれぞれの値段の幅?


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↑ゴト脳
タンスにゴト脳入れたくなくない?あれ、これ脳だよね?


めでたし、めでたし。と書いておけば何でもめでたく完結します。