見出し画像

Twitterまとめその1 Cargo氏編

よう、久しぶりだな。久しぶりすぎて自分の垢のパスワードすら忘れかけてたよ。

まあ、そんなことは置いといて、今回は個人的に参考になったと思うツイートのまとめ記事みたいなもんを書いていこうかと思ってる。今回のテーマは『Cargo』さんという人のツイートだ。

この人はすごいぞ。何たって音楽活動の傍ら政治経済のこともよ〜く勉強されてるんだからな!!!

じゃあ、早速ツイートを見てみようか!!!


現代の社会問題について

まず、緊縮財政とその弊害についてツイートしてるな。

政府がここ2、30年ロクに公共工事のような財政出動をケチったせいで日本はもう消費需要が減ってコストカットに走るようになり、賃金が上がらないから優秀な人もろくに雇えず開発能力なんかも無くなっていってるおかげで中国企業の下請けにさえ成り下がってるんだとな。

そして最近じゃ韓国にも負けようとしているんだからやりきれないわな。ただ、こうなったのも緊縮だけでなく世界的に株主、富裕層優先へと向かうバスにいろんな国の連中が乗ってしまっていて、日本もそんな地獄行きのバスに乗ってしまっているというのも大きい。そのバスの名は『ワシントン・コンセンサス』っていうんだけど。

でも、コロナの影響なのか世界ではそんなワシントン・コンセンサスに対抗しようという動きも目立ってきた。

ツイートにあるウルトラ・ミリオネア税や富裕税もその一つだ。アメリカは日本以上に所得格差が大きい上、株主や富裕層優先の色合いが強すぎるおかげで実はイノベーションも国がバックにでもいない限りは難しくなっていて企業数だって少なくなってしまっていたんだ。詳しくはこの記事を見てほしい。

だからそんな大株主や富裕層の政治パワーを削ぐためには彼らに増税する必要があるんだ。もちろんアメリカも自国通貨を発行できる上に基軸通貨国なんだから財源を税収に頼る必要はない。でも、富や権力の集中を防ぐことは税の持つ大切な役割の一つでもあるんだ。


アメリカのそんな動きを知ってか知らずか日本では一部で反緊縮や反新自由主義の動きはあるけど、政府は相変わらず緊縮と構造改革、新自由主義一辺倒だ。

例えばこの国会の答弁でも言われているように人口減を口実にコロナ禍でも高度医療病床を減らそうとするこの異常さよ。もっと救いようのないことを言うと、削減の財源に消費増税分が使われてるんだってさ。公権力を使って安全保障の一つである医療を削るんだからもう寄生虫を通り越してがん細胞だよ。そんなことだから医療崩壊が起きるし医師・看護師の過労が止められないんだ。

更には日本のモノづくりの中心を担う中小企業を潰そうとする法案まで通されてしまった。

法案は複数から成っていて、その一つの「所得税法等の一部を改正する法律案」が3月2日に衆議院を通過してしまった。これはどんな内容かっていうと、要するにデジタルや等政府の意向に沿った分野の設備投資した中小企業にはわずかばかりの融資と税制での優遇措置。それができない企業は潰れろというもので、しかもM&Aをすると税制面での優遇を受けられるようにするって話だ。政府が企業の方向性をコントロールすると言う意味ではある種の計画経済ですらある。

そしてこんな悪法に賛成した議員の中にはなんと、

消費税ゼロや粗利補償を唱えていた「日本の未来を考える勉強会」のメンバーまでいるじゃないか。これに対してCargo氏は「その議員の支持者たちは抗議するべし。それさえしないなら単なるガス抜きだ」と怒りを滲ませていた。


経済・貨幣観について

とまあ、現状の問題がどういうところにあるかわかったところで次は個人的に感心した経済観・貨幣観のツイートを貼っていこうか。

まずは経済問題でよく出てくるインフレってものについての考え方に関してだ。




Cargo氏はどうやらインフレ率という数字そのものよりも、需要とか雇用がどれだけ増えたかを重視すべきって考え方のようだね。そしてそれはMMTの考え方でもあるわけだ。

もちろん量的緩和で単純にお金の量(マネタリーベース)の量さえ増やせばデフレ脱却ができて景気も良くなるから積極的な公共事業や産業保護なんかいらないといういわゆる『リフレ派』とは一線を画する。

ちなみに政府が国債発行をして市中銀行からお金を借りるといっても、実際には誰かの預金から引っ張ってくるとかいうものでなくただ政府側の日銀当座預金の口座に数字が書き込まれるだけなんだ。預金残高という数字がな。

このことを指摘していたのはMMTやイングランド銀行が初めてじゃない。

1986年に発行された日本銀行金融研究所の『わが国の金融制度』p474〜475には、こんなことが書かれていたという。

①政府が国債を発行してそれを三菱とか住友のような市中銀行が引き受ける

②政府の日銀当座預金口座にお金が入る

③政府は公共事業を民間企業(非銀行部門)に小切手払いで発注。

④銀行は国債の代金として日銀当座預金の準備預金減

⑤公共事業の代金として小切手を得た民間企業が銀行に持っていって現預金に換える

⑥銀行の日銀当座預金も政府の日銀当座預金から振り替えられる形

って流れで結局最後には準備預金は国債引き受け前の水準に戻るって話だ。

詳しくはこの記事を。


おわりに

いやぁ、今回初めてTwitterのまとめ記事ってモンを作ってみたけどどうかな。

次は一つのアカウント単位じゃなくて一つのテーマで色んな人のツイートのまとめ記事でも作ってみようかな。










この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?