「背中」の痛みに限界を感じた方の施術をしました。痛みの原因は「背中」にはないよ。別のところにある。


背中と腰の痛みに限界を感じた男性の施術をしました。

下の写真で、青丸を付けた箇所がとにかく痛くて、辛い、と。

特に、肩甲骨の内側が。

触ってみると、石のようにカチカチで

肩甲骨周りには動きはありませんでした。


硬い筋肉で背中全体がブロックされている感じ。

肩まわりの可動域もほぼ無し。

しかも、左右差があり、全身の歪みも大きく、

鎖骨下の肋骨はつぶれて、呼吸が浅い。

とにかくお辛そうでした。


仕事のストレスで食べてしまう。眠りが浅い。
無呼吸症候群かも。
寝ている時も「背中」が辛く、腕を上に上げて
背中をストレッチさせた状態で寝ている。
商談中も突然眠気が襲ってきてしまうことがあって困る

とおっしゃってました。


なんで、そんなに痛みのある身体になってしまったの?


痛みは、背中と腰で起きているけれど、

原因となっている場所は、背面側ではないのです。


前側にあるんですね。

原因の一つである大胸筋という大きな筋肉が

硬く縮んで、肩も腕も内側に引っ張ります。

さらに、

背中の筋肉が引っ張られて、

伸びた状態になってしまうんです。

痛みは、筋肉が伸びた状態で起きるのです。


優しくゆるめていくと、あっという間に

カチカチだった背面の筋肉が柔らかくなり、

ぷるぷると動きが出るようになりました。


また、

副交感神経が優位になって、

呼吸が深くなったせいか、

施術途中から、ぐうぐうと熟睡されてました。


大胸筋周辺がゆるむことによって、

胸腔(きょうくう)という、胸のお部屋が

広がって心肺機能が上がったのですね。


その痛みがどこから来ているのか、

を見ていかないと、

痛いところに強い圧をかけて、

揉みほぐし続けても痛みは消えません。

原因を取り除いてないのですから、

あたりまえですね。


男性が帰られた後、

「調子がとてもいい。

身体がフワフワ軽いです。よく眠れそう!」

と、メールをいただきました。


痛みをどうにかしたい、

という切実なお悩みに応えることができて

良かったです。

喜びの声は、本当に嬉しい!


何年も何年もかけて できてしまった

筋肉の緊張をゆるめていくことで、

少しずつバランスが変わり、

本来のバランスを取り戻して、

定着していきます。

徐々に少しずつ、

どんどん良くなっていくのです。


痛みとは、早いうちにバイバイして

心地よい軽やかな身体を取り戻していきたいですね。

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