期待しない生き方
双極症の樹です
今回は期待しないと決めた私のお話です
私は、発症から5年ほど経ちます
巷では双極は1年程度で寛解すると言われていますが、長患いで、仮に寛解してもすぐ再発を繰り返しています
最初のうちは、いつかなんとかなる、と期待していました
いつかなんとかなって、「普通の人」に戻れると信じていました
しかしながら、残念なことに、私の問題は双極だけではありません
ACや認知の歪みなど、様々な問題があります
1年ちょっと前に、未遂をして、そこからなにか変わればと思い入院もしました
でも何も変わりません
1ヶ月の入院でしたが、何も変わらなかったのです
そして今年の始め頃に、人生を諦めよう、と思い終活しました
遺言書などを揃えて、あとは死ぬだけ、そう思いました
そんな時に彼女と出会い、私の諦めはまた期待へと変わりました
期待に変わったことが悪いとは言いません
私の人生のいい経験になってます
しかしながら、それによって「人生が変わって豊かになるんじゃないか」と思ってしまった自分がいました
何かに期待する、をまたしてしまいました
話は変わりますが、先日友人と喧嘩の直前までいきそうになりました
友人の恋愛相談に乗っていて、私が余計な一言を言ったからではあるんですが、いかんせん相手も聞く耳を持たない
この人に真面目に話しても無駄だな、そう思いました
そして私は「人に期待する」をやめることが出来ました
所詮他人は他人であって、こちらがどう口を出そうと変わらない
それが分かった日でした
「人に期待しない」は出来るようになった私ですが、まだ人生にはどこか期待していました
1度諦めたのに、です
頭では期待せず諦めた方がいいと分かっているんです
しかし、無意識的にどこかに期待してしまっていました
ここ数週間、とても不調で寝込んでいる日が多く、自分の期待に応えられない自分が嫌になっていました
無意識に「いつか良くなる」「いつか人生の転換点が来る」そう思ってしまっていました
その期待に応えられない自分が嫌で嫌で仕方がありませんでした
つい今しがた、彼女と話し、ようやく「どこかに期待していた自分」がいたことに気付きました
そしてそれこそが、辛さの原因だったのです
双極は一生付き合っていかなければならない病気です
そして、私の認知の歪みやAC問題も、おそらくカウンセリングで緩和されるものでもないでしょう
それを踏まえて、もう諦める事にしました
全てに期待せず、なるようにしかならない、と自分の人生を傍観することにしました
ポジティブになって期待しても、それを裏切る自分がいるだけ、そんなこと22年も自分と付き合ってれば分かります
環境を変えられるかもしれない、うまく行くかもしれない、なんて甘い希望を持っても、絶望するのは自分です
今の環境でどうすれば生きやすいか、ただそれを探るだけにするのがいいと思いました
人生に期待せず、駄目なら自分で手を下せばいい、うまく行けばその時はその時
そう思って過ごしていこうと思います
そして、この事に気付かせてくれた彼女には感謝です
なるようにしかならない、それが人生の最適解かもしれません