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動かない生活の代償とその対策

やはり人間何かしら「動く」というのが、健康の秘訣なのですね。
記事では最も疲れが取れたと感じたのは軽い運動を続けるグループであったとの事。私の祖父母、及び両親はペーパードライバー、移動は専ら徒歩か自転車です。そして若い頃から、暇さえあれば、常に畑で野菜を育てています。足腰を使う習慣が身についているのですね。健康の秘訣かもしれません。少し見習おうと思います。

以下、記事の参照です。

現代社会はますます便利になり、スマホ一つでフードデリバリーを注文したり、好きな音楽を聴いたりすることができます。一昔前までは、食べ物を買いに行くために外出したり、曲を変えるためにプレーヤーまで移動したりする必要がありました。それ以前は、人類は獲物を追いかけたり、農作業をしたりと、身体を頻繁に動かして生きていました。便利な世の中になるほど、私たちは動かない時間が増えているのです。

クイーンズランド大学のオウエンらが行った調査(2010年)では、20~59歳のアメリカ人の一日の過ごし方を分析した結果、起きている間の3%は運動(走る、スポーツをする、筋トレをする)に、39%は軽い運動(歩くなど)に費やされ、残りの58%は無運動状態(座ったり、寝転んだり、ただ立っている)であることが分かりました。つまり、多くの人が一日の半分以上を「動かない状態」で過ごしているのです。これに睡眠時間が加わると、24時間のうち圧倒的に多くの時間が「動いていない時間」だと理解できます。

人間は元々、せわしなく動き活動する生き物です。じっとしている状態が続くと、脳や心身に悪影響を与えることが分かっています。例えば、ウィスコンシン大学マジソン校のエリングストンらが行った調査(2014年)では、座っている時間が短い女性ほど元気と活力があり、疲れを感じにくいことが報告されています。つまり、ある程度動き回っている人の方が元気で疲れにくいのです。

ジョージア大学のペュエッツらによる研究も興味深い結果を示しています。この実験では、日常的に疲労感を抱いている健康な若者を集め、以下の3グループに分けました。

  1. 中程度の負荷の運動をするグループ(6週間で18回ほどジムでランニングや軽い筋トレ)

  2. 軽い運動をするグループ(6週間で18回ほどジムでウォーキング)

  3. 何もしないグループ

結果、最も疲れが取れたと感じたのは軽い運動をするグループで、次に中程度の負荷の運動をするグループ、最も疲労が残ったのは何もしないグループでした。この結果からも、何もしないでじっとしていることは心身にとって良くないことが分かります。筋肉が硬直し、血流も悪くなり、結果的に脳も疲労してしまうのです。

したがって、便利な生活がもたらす「動かない時間」の増加に対抗するために、軽い運動を取り入れることが重要です。気分転換に散歩に出かける程度でも良いでしょう。便利さに頼りすぎず、意識的に身体を動かすことで、心身の健康を保ちましょう。便利な世の中だからこそ、意識して動くことが大切なのです。

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