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『君が夏を走らせる』読了しましたꕤ︎︎·͜·


前作『あと少し、もう少し』に引き続き、
その続編といっても過言ではないのでは?!の
『君が夏を走らせる』読了しました~

なぜ続編と思うか、なんと前作に登場した
あの駅伝メンバーが登場するんですっっっ!!
ぜひご注目を!!


《 あらすじ 》

ろくに高校に行かず、かといって夢中になれるものもなく、日々をやり過ごしていた〇〇のもとに、ある日先輩から一本の電話が入った。
聞けば一か月ほど、一歳の娘 鈴香の子守りをしてくれないかという。
断り切れず引き受けたが、泣き止まない、ご飯を食べない、
小さな鈴香に振り回される〇〇少年はやがて___
きっと忘れないよ、ありがとう。二度と戻らぬ記憶に温かい涙あふれるひと夏の奮闘記。※登場人物がだれか分かるとこは〇〇にしました。

裏表紙から引用。



表紙もかわいい・・


《 感想 》

●前作のザ・青春小説がヤンキーの育児奮闘記の中で少しずつ蘇る、そんな一冊だった。なので、前作→今作の順で読むのが良いと感じた。
●鈴香ちゃんの言動がとにかくかわいい!!!鈴香ちゃんに大田君が振り回されている様子が微笑ましくもあり、育児の大変さを学ぶような感覚もあった。
●そして、その育児の様子が容易に映像のように浮かんできて、もしも私が育児したらどんな感じになるんだろうと想像したり、大変だと分かりつつも、子育てがしたくなる描写だった。
●個人的には、やはり前作のエピソードが少し含まれていたり、前作に登場した上原先生との再会がエモかった。。


《 印象に残ったフレーズ 》

駅伝の県大会で最後の坂を走ったときだ。
ゴールが見える安心感と同時に、誰にも抜かれてはいけないという張り詰めた空気が俺の中には迫っていた。そして、そこにはこんなふうに走るのはもう終わりなんだという決定的な寂しさがあった。あの時とどこか似ている。

次第に鈴香ちゃんの育児が終わってしまうのを寂しく思うようになった大田君の心情が切なく描かれていた。駅伝での出来事と鈴香ちゃんの育児のことを重ねて寂しく考えているのが印象的だった。

《 一番お気に入りの場面 》
今の駅伝メンバーと大田君が走る場面が描写が素敵だった!!
エモかった!!

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