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存在しない言葉の発音

 娘の成長をものすごく感じる今日このごろなのですが、最近、幼稚園の時のあるエピソードを思い出したので、それを書いてみようと思います。

 何かというと、文字書きについてです。幼稚園の年長さんくらいになると、だんだん文字が書けるようになってくるんですが、その日も、家でわたしと一緒に自由帳か何かに絵や文字を書いていました。

 すると…、「ブッロク」という文字が………。そうなんです。「ブロック」と書けなくて、「ブッロク」になってしまっていたのです。

 このところ、バレーボールについてよく書いているので、そっちの「ブロック」かと思われるかもしれませんが、もちろん違います。ツイッターの「ブロック」でもないです。

 幼稚園の頃の話なので、「ブロック遊び」の「ブロック」です。……ここまでで何回、ブロックって書いただろう……。それは置いといて。

 親としては、かわいいやら、そのままにしとくわけにもいかないやらで、「ブッロクじゃなくて、ブロックだよ〜」なんて言いながら書き直したりしたのかなぁ。

 「なんて言いながら」と書きましたが、「ブッロク」って、めちゃくちゃ発音が難しいのです。ちっちゃい「ッ」の部分が全然言えないというか、表記すると、「ブ・ロク」みたいな、どうしても「ブ」にアクセントがついちゃって、まぁとにかく発音ができないんですよ。ていうかそんな言葉ないしね……。

 なので、人生で発音したことのない言葉を言うことになっちゃったんだけど、「ブ・ロク!……?ブ・ロク!ブ・ロク」と娘と何回か言っているうちに、「これ言うのめっちゃ難しいよ、言えないよー!!」となり、お腹を抱えて爆笑したのを思い出します。

 今はもちろんちゃんと書けるようになった娘ですが、ほかのことでも、かなり成長してきて、自分の意見をしっかり伝えてくれるし、今朝も少し怒られてしまったので……わたしも身が引き締まる思いなのでした。これからは、娘がわたしに教えてくれることもたくさんあるでしょう。そうやって、お互いに学び合いながら、これからも暮らしていきたいと思うのでした。

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