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感想文 ナイルパーチの女子会を観て➀

 2日くらいでイッキ見してしまった、ドラマ「ナイルパーチの女子会」

 簡単なあらすじを読んで、「ナイルパーチって何だ…???」とわからないまま、なんか面白そうだったので観てみたら、予想以上の面白さでした!「もう6話ぐらい観た気がする……」と思い確認してみると、まだ3話目でした~!昨日はネットで、いろんな人の感想を読んでみましたが、それがまた楽しかったです。

 公式の宣伝に、「ナイルパーチは誰だ?!」と書いてあるのを見つけて、
「……!!そういう見方もあるのかー!!」と、わくわくしてしまい、昨日の夜~今朝にかけて、内容をふりかえっていました。

 なので今日から、「ナイルパーチは誰だと思ったか?」という視点で、感想をnoteに書きたいと思います。

 
*ここからネタバレあります*

 ズバリ、私がナイルパーチだと思ったのは……NORIと、編集者です。

 NORIという女性は、大人気女性ブロガーで、今をときめく大活躍キラキラ系の有名人です。取り巻きのような人達がいて、いつも誰かに、もっと上へ行くためのアドバイスを求められるし、それができる人でもある、そんなキャラ設定だと思います。

 編集者は、子持ちの太ったおばさんキャラで、なんていうか、「基本的にあの人は悪い人ではないよね~」的な感じの人に見えました。編集者というより、この人も売れっ子のNORIの取り巻きになっちゃってるカンジで、とにかくお茶を飲む時に、やたらと砂糖を入れて飲む。これは何かのメタファーなのでは?

 で、主人公のエリコと、一時、親友になる、ショウコという専業主婦がいます。このショウコもゆるいブログを書いていて、なかなか人気だということで、書籍化の話が持ち上がります。

 最初は乗り気じゃなかったショウコも、エリコに、「ブログ止まりの人生」みたいなことを言われて、書籍化に積極的になっていき、NORIと編集者と仕事上の関係ができていくんですが……

 カフェで打ち合わせ中、ショウコが席を外した時に、

 「ショウコさんタイプは、売り出し方が難しいんですよねぇ……」とか、「でも、ああいう人も必要ですよ」などと、NORIと編集者が話します。

 このシーンで、「うわ~~っ……」ってなりました。この2人には、べつに性的な場面はないけど、なんか上から目線以上の、特権意識というんでしょうか、そういう立ち位置でショウコを評価していて、そういう自分に対して何の疑問も抱いていない……これだって、ナイルパーチじゃんか!と、思った、というわけです。ビジネスだし、評価してもいい立場かもしれないけど、疑問を持たない特権意識のまま、読者の目線に立てるんでしょうか?

 だから私は、この場面がいちばん、ぞわっとしたのです。そして創作の観点からも、おこがましいかもしれないけど、すごい描き方だなーと、印象に残りました!

 ②に続きます。

 

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