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母親になって後悔はしてない、けど…➀

  昨日の「クローズアップ現代 母親の後悔 反響の奥に何が」
身につまされる・他人事じゃない、という意味で、たいへん興味深く観ました。

 思うこと、書きたいことがたくさんあるので文章にしてみたいと思います。

 作家の湊かなえさんも出演されていて、今ちょうど、湊かなえさん原作の「夜行観覧車」のドラマを観ていて、母親がどう大変なのか、というのもリアルに描かれているな~と思っていたのでタイムリーでした。

 「母親はいつもニコニコしてなくちゃいけない」という言葉に対してもそんなことないよね、というスタンスだった場面があって、すごく共感したし、救われる思いがしました。

 この言葉からは、本当の笑顔を望まれているというより、不安にさせないでくれ、安心させてほしい、といった依存心がベースになっているものが伝わってきて、「そんなに何でもかんでも、母親が安心させてはあげられないよ、自分でも安心できるようにしてくれよ!!」と言いたくなるほどでした。笑うだけじゃなく、他にもいろんな感情を持っているのに、それは認められていないのではないか、とか、やっぱり、人としては見られてないのかなぁ……と思わずにいられませんでした。笑顔という、人間にとって大切な表情も、なんだかその場しのぎの安心感を得るために、利用されているような気さえして、それに加担したくない気持ちもあります。

 私個人のこととしては、娘が幼い頃は、毎日必死で、正直、母親がどうとか考えている余裕もなかったけど、今思うと……。

 自分と夫、どちらの実家に居ても、娘を連れて外出しても、自宅にふたりで居ても、なんか窮屈で肩身が狭いし、子どもに何かちょっとした変化があるだけで、自分(私)が責められているような感覚がありました。母親になると、結局は、プライベートや自由な生き方は無いんだな、と、思い込まされそうになるところを、本当はそうではない、と、切り替えなくてはならない感じがしています。

 ②に続きます。

 

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