小倉 あん

20代後半で双極性障害、その後15年ほど引きこもりがちな生活を送っていましたが、手話が…

小倉 あん

20代後半で双極性障害、その後15年ほど引きこもりがちな生活を送っていましたが、手話がきっかけで社会復帰。失われた年月を生き直すべく、仕事に趣味に奮闘しています。趣味は日記を書くこと、寺社仏閣巡り、手芸、手話、そして読書も。一人時間や自分のペースを大切にしていきたいです。

最近の記事

続きがあった、下鴨納涼古本まつり

この夏、どうしても行きたかったところ、それが、下鴨納涼古本まつりです。 これは、下鴨神社で毎年行われている古本市で、以前、開催されているところを見かけたことはありました。 どういうわけか、私はいつも、7月や8月の暑い時期に、この神社を訪れることが多いのです。 というのも、やっぱり、夏の寺社仏閣の中では、あの糺の森がいちばん涼しそうだ、行くならここしかない、と思えてくるからでしょうね。 でも、なにしろこれまで本に興味がなかったので、テントが並んでいても、あぁ、古本?くらいで

    • いつか誰かのこころに届きますように

      このところ、noteを読む生活が定着してきました。書くことより、もっぱら読んでいる時間が長いのは、楽しいからです。 作者と一緒になって、共有された景色を想像したり、悩みを自分のこととして捉え、考えたりするうちに、作者に親しみを感じるようになるのは、秘密を自分にだけ打ち明けられているような錯覚に陥るからでしょうか。 自分が何か、とても求められているような気がして、嬉しい気持ちになります。 また、自分でも常々思っているようなことを、いともシンプルな文章にまとめて、サクッと表現

      • 伏見稲荷大社 本宮祭

        伏見稲荷大社、通称「お稲荷さん」で、幻想的なお祭りがあるのをご存知でしょうか。 そう、それが本宮祭。 ホームページには、次のように説明があります。 私が初めてこのお祭りの存在を知ったのは、学生時代の単発バイトでした。 「伏見稲荷でアルバイトだなんて、なんだかおもしろそう!」 と思い、申し込んだのがきっかけです。 社務所に通されると、中には小ぶりの梯子のようなものがたくさん置かれ、その横に、和紙に描かれた日本画が、これまたたくさん積まれていました。 仕事の内容は、その和紙

        • こんな傘、所望してます

          各地、そろそろ梅雨明けだ。 日本の雨は、ポツポツ、しとしと、ザーザー、なんて言ったりしていたけれど、今は雨といえば、土砂降り一択になってしまっている気がする。 もう、バケツをひっくり返したような、滝のような、としか言いようがないほどの、ひどい雨。 あちこちで甚大な災害も起こり、梅雨は日本の風物詩…なんて言えない時代になってしまった。 そして梅雨明けに続くのは、恐ろしいほどの日照り。 亜熱帯となってしまった日本では、日傘は女性のアイテム、なんてもう言っていられない。 男女問わ

        続きがあった、下鴨納涼古本まつり

          夏越の祓〜「八坂神社」茅の輪くぐりと建仁寺塔頭「西来院」散策〜

          散策のきっかけ公私ともども、人生最高に忙しかった、今年の4、5月。 やっとひと段落ついたかな、と気の緩みもあったのか、6月に入り、コロナに感染してしまいました。 (そのときの意外な気づきについては、下記の記事にありますので、もしよろしければお読みください。) 実はその後、ずっと体調不良が続いていました。 病後だから仕方ない、ゆっくり療養していこう、と思っていたのですが、それにしては、毎日やけに、調子に波があります。 やっと元気になった!と思って喜んでいると、翌日、起き上が

          夏越の祓〜「八坂神社」茅の輪くぐりと建仁寺塔頭「西来院」散策〜

          まさか読書に目覚めるなんて

          喉が痛いな、と思った翌日、ものすごい熱が出た。 コロナ陽性。あぁ、やっぱり。 ふらつく頭を押さえつつ、起床し、ポカリをぐっと飲む。 それが、美味しいのなんのって。 飲み過ぎ注意と思いながらも、ただれた喉を潤す感覚が気持ちよすぎて、止まらない。 そしてゼリー飲料で胃を保護したあと、ようやく解熱剤を口に放り込み、急ぎ元いた布団に戻る。 その一連の作業を、何回繰り返したことだろう。 とはいえ、薬を飲んで数時間たつと、少し体が楽になる。 いつもなら十分しんどいはずの体温ではある

          まさか読書に目覚めるなんて

          朝の光とセロトニン

          毎晩、ふわ〜っとあくびなどしながら、自然に眠りにつけたらいいけれど、私の眠気は、薬を飲むまで、やってこない。「一日を終えよう」と自分でリセットが必要だ。 寝る前に薬を飲み、布団に入り、静かにヒーリング音楽をかけて日記を書いていると、ようやく眠りに落ちる、という日課だったが、この春ごろから、そうはいかなくなってしまった。 おそらく、忙しすぎて、頭も体も疲れきってしまったのだろう、一回の服薬上限量を飲んでも、効かない。 「今日だけ、特別に」と言いながら、さらに一錠追加して眠り

          朝の光とセロトニン

          【日記】軽躁状態と気がついたので

          このところ調子が良くないので、昨日は入っていた仕事をお休みさせてもらうことにし、一日家でゆっくり養生しようと思っていた。 けれど、体は疲れてしんどいのに、なぜか頭だけ元気で、あれこれしなきゃ!とくるくる目まぐるしく回転してしまう。 ずっと置いてあった毛布を何枚も洗濯したり、布団を干したり、シンクの掃除やトイレ掃除をしたり。 それでも止まらず、そうだバッグを作ろう!と、サイズを決めたり布を広げたりし始めてしまったから大変だ。 もともと調子が悪くて仕事を休んだくらいなのに、日

          【日記】軽躁状態と気がついたので

          喜びの灯

          このところ、仕事で、ケアレスミスが続いている。 運の悪いことに、絶対間違えてはいけないところでミスがあったため、お詫び文を作成し、もう一度郵送し直す、という作業に追われた。 今度は中身を入念にチェックし、厳重に封をして切手を貼り、あとは帰りに投函するだけ、とほっとしながら封筒をまとめていたとき、上司から、「中身が間違っている!」とお叱りメールが入った。 あー。時は就業時間を指している。 残業を申し出る勇気もなく、もう回らなくなっている頭と格闘しながら、半泣き状態でやり直し

          ペンネームを、ようやく、やっと、決められた理由

          きっと多くの人は、そんなことで、何年も、迷わない。 迷ったとしても、何年、と言うのはひどすぎる。 はっきり言って、ペンネームなんて、何でも、ついていればいい。 自分でもそう思う一方、いやいや、何でもいいことはないだろう、とこれまた極端に考えこみ、幾つもアカウントを作ったり、名前を変更してみたり、収拾つかなくなって、noteを放置してしまっていたのだった。 迷い癖。そうだ、これが原因だ。 ようやくそのことに気がつき、「決めたのに迷う」とネットで検索をかけたところ、(株)Ga

          ペンネームを、ようやく、やっと、決められた理由

          note再開

          今日は、久しぶりにnoteを再開しようと思ったきっかけを。 書くことは好きなのだけれど、書くのにものすごく時間を要してしまうため、今日は時間が取れないなぁ、とか、時間切れ!まとめきれない!となってしまい、結局続けられずにいる。 軽快な語り口を目指したいのだけれど、なんだかいつも重く、小難しくなってしまうのも、問題だ。 実はつい最近、夫の友人のHPを見ることがあった。自営業をされていて、そのお店のHPを見ようと開いたのだけれど、何気に見たブログが、何よりよかった。 遊びに行

          父を亡くして気づいた気持ち

          父が他界して、半月以上経った。遺影を見ていたら、涙がぼろぼろ溢れた。あんな父だったのだもの、今更泣くわけがない、と思っていたのに、自分でも意外だった。命が消えるというのは、こういうことか。 酒好きで、飲んでは暴言を吐き、ときには母に手をあげた。髪を引っ掴んで振り回した。いろんなものが宙を舞った。母のお針箱は、何度バラバラになったか知れない。 その横で、私はいつも、泣いていた。高校生になっても、泣いていた。そんな私に母は「バカだね」と冷たく言い放ったことは、今も忘れない。

          父を亡くして気づいた気持ち

          感謝を胸に刻んだ日

          朝から用事で、たまたまある総合病院に行った。 駐車場には、救急車が、今日は出動がないらしく、暇そうに停まっているのが見えた。 そうだ、私はこの病院へ、救急車で運ばれてきたことがあるのだ。 忘却の彼方へ消えていた記憶が、よみがえる。 当時、重いうつ状態と躁状態を繰り返し、どうにも人生が辛かった。 死にたい思いを抱えつつも、周囲の人たちが、懸命に支えようとしてくれているのも痛いほどわかり、さらに辛くなってしまっていた。 死んではいけない、けれども生きているのも辛い。 両方の思い

          感謝を胸に刻んだ日

          至福の時

          待ちに待った、秋がきた! このまま、日本の気温は下がらないんじゃないかと心配するくらい、暑い毎日だったけれど、10月に入ったとたん、急に気温が下がり、涼しい風が吹き始めた。 高い空を見上げて、深呼吸。 ふぅーーー。 めいっぱい、体の中にも、秋を取り込む。 御所のベンチに座っていると、鳥の声や虫の音、人の話し声やさくさく砂利道を踏む足音などが、静かにそっと耳に届く。 なにより、みな、ゆっくりペースなのが心地よい。 京都盆地の中で、ここだけ時間がゆっくり流れている感じ。 い

          2つ目のアカウントを作ったのだけれど、やっぱりこちらに戻ることにしました。あちらに上げた記事も、近々こちらへ移動する予定です。名前やプロフィールに悩み、別アカウントにしたものの、意味のないことでした。今後はこちらで書いていきます!

          2つ目のアカウントを作ったのだけれど、やっぱりこちらに戻ることにしました。あちらに上げた記事も、近々こちらへ移動する予定です。名前やプロフィールに悩み、別アカウントにしたものの、意味のないことでした。今後はこちらで書いていきます!

          書類を片付けながら思うこと

          机の上って、気がつくといつも、ごちゃ〜っとしている。 とくに、紙類。 時間がなくて、とりあえずクリアファイルに挟んだ書類。 走り書きしたメモ。 プリントアウトした資料。 届いた手紙類。 出先でもらってきたパンフや名刺。 挙げたらきりがないほど、机の上には書類であふれる。 そんなゴタついた机の上を、今日はキリリと整理した。 人って不思議ね、机がごちゃついていると、気持ちもごちゃつく。 やらなきゃいけないことがあっても、ぜんぜん、やる気が起きないし、こころもザワつく。 試験前

          書類を片付けながら思うこと