しっぽの短い猫
保護する時に思ったのは、「かわいい!」と同時に「しっぽみじかっ!」でした。
最初は虐待か!事故か!と思いましたが、そういう子も居るんだということが分かりました。
通常猫の半分ぐらいの長さなので、「中尾」というそうです。
ちょっと曲がっているので「かぎしっぽ」でもあるのかなぁ?でもかぎの子はもっと曲がっているものなのでしょうか?
【猫のしっぽの種類】
長尾
20~30センチ程度。一般的な猫の尾の長さ。
中尾
長尾が途中で切れてしまったようなしっぽ。
かぎしっぽ
折れ曲がったしっぽ。くるんと丸まったものもある。しあわせを引っ掛けてきてくれるという言い伝えがある。
短尾
うさぎのしっぽのように短い。ボブテイルとも。
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【猫又】
さて、日本では短いしっぽが多いといわれていますが、それは『猫又』が関係しているそうです。
猫又とは尾が二股に裂け、二足歩行するようになった猫の妖怪のことで、人の言葉を話し、人を襲って食べたり、さらったりするといわれています。
江戸時代以降には、長寿の家猫が猫又に化けるという考えが一般化したため、しっぽの長い猫が嫌われ、短い尻尾の猫が増えていったとのことです。
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【歌川国芳】
江戸時代末期の浮世絵師。
国芳さんの描く猫も長尾から短尾が多く、それも猫又を避けてのことだったようです。「其まゝ地口 猫飼好五十三疋 」という作品をみるとわかりやすいです。いろんな猫ちゃんがいてとても楽しい作品です。
とはいえ、長尾猫も描かれていてその多くはやはり猫又になっています。踊る猫又ねこちゃんの絵もかわいいですよ。
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【参考リンク】
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