ウイグル・キルギス・ウズベキスタンのラグマンの違い
中央アジアではラグマン(ラグメン)といった麺料理が食べられます。
中央アジアの代表的なご当地メシといっても過言ではないでしょう!
今回は、各地方で食べたラグマンを比較していきます。
ラグマンとは
ラグマンとは中央アジア、シルクロード全域で食べられている小麦粉の手延べ麺料理のこと。
ラグマンの麺は棒状にのばした生地を渦巻きの形に巻き、油をコーディングしながら手でのばします。
これが後々日本に伝わり素麺となったという説もあります。
また中国から発祥したラーメンがラグマンになり西側に伝わりパスタになった……という説もあるようです。
ちなみに五島列島の五島うどんも椿油を使い同じような作り方をしています。
ラグマンの食感は、讃岐うどんのようなコシのある麺が特徴的。
具材は主に、羊肉(牛肉)、玉ねぎ、トマト等が使われ、そこに唐辛子やクミン、コリアンダーなどのスパイスが加わります。
一口にラグマンといえども、国によって少しずつ違いがありました。
ウイグル自治区のラグマン
汁は少なめ、しっかりとしたトマトベースの味に羊肉がよく合います。唐辛子もよく効いておりピリリと辛みがあるお味でした。
ウイグル自治区のラグマンが最もコシがあり、讃岐うどんのような感触で感動したのを覚えています。
キルギスのラグマン
こちらはキルギスの首都ビシュケクで食べたラグマン。
ウイグルのラグマンと比べ汁気が多く、人参や玉ねぎ、パプリカなどの野菜が多く、優しい味が特徴的です。
トマトはあまり目立たず、日本でいうすいとんのような、どこか懐かしさを感じる味でした。
ウズベキスタンのラグマン
食べかけですみません・・・・
ウズベキスタンのサマルカンドで食べたラグマンです。
こちらも汁気が多く、しっかりとしたトマトベースというよりは、ほんのりしたトマトのベースにお野菜がたくさん入った優しい味付けでした。
都内のウズベキスタン料理店のラグマン
同じウズベキスタンでもだいぶ違いますね。
汁気は少なめで、羊肉や野菜が大きく切られボリュームがあります。
こちらはトマトベースが強く、唐辛子も多めに使われているようでした。
まとめ
このように地域やお店によってラグマンはだいぶ味が異なります。都内でもラグマンが食べられるお店があるので、食べ比べしてみても面白そうですね。
また、冷凍うどんで代用してラグマンを作る方法もあります。検索すると色々と出てきますので、是非シルクロードの味をご自宅で体験してみてください。
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