前世がわかる?!懐疑心高めな私が受けたスピリチュアル体験
私は、スピリチュアルなものとは無縁だ。
例えば、霊を信じるかどうかについて。
霊を見えるという人がいるが、私は見たことがない。なので信じる、信じないではなく「わからない」といったところだ。
この夏イヤーコーニングを受け、ちょっぴりスピリチュアルな体験をしたので記録しておきたい。
イヤーコーニングとは
イヤーコーニングは、古代から世界中で広く受け入れられてきた伝統的な民間療法。
通常、綿にミツロウを塗った細長い筒状の「コーン」の一端を優しく耳に挿入し、火を点けることで、耳内と耳管から不要な物質や有害物質を除去し、心と五感をクリアにするとされている。
受けるにいたったきっかけ
数年前に友人からイヤーコーニングの話を聞いた。
友人によると、あるセラピストさんのイヤーコーニングを受けたら、映像が目に浮かぶように見え、自分の前世なども示してくれたという。
その話を聞いて、ずっと興味を持っていたが、なんとなく受けるまではいたらなかった。
人気で予約が取りづらいことや金額が高いというのも理由だが、そこまで行動に起こす熱量もなく、そんな体験が私にも起こり得るのか半信半疑だったことが大きな理由だ。
だが仕事や私生活で悩んでいたとき、その友人と会い、たまたまイヤーコーニングの話になった。
友人曰く、直接DMしたほうがいいとのこと。試しに、言われた通りセラピストさんにDMを送ったところ、とんとん拍子に予約がとれたので、これも何かタイミングなのかと思い受けることにした。
イヤーコーニングの流れ
予約の日。
楽な服装で、と言われていたので緩いパンツにお気に入りのTシャツを着ようとしたところ、そのTシャツにはアフリカを連想させる柄が……。
疑い深い私は「あぶなっ、これ着ていって前世はアフリカの~」とか言われたらとんでもないな、と思い無地のTシャツに着替えて出かけた。
◆施術前
炎天下のなか、汗だくで到着した私は用意されたルイボスティーをがぶ飲みした。
イヤーコーニングを受ける前に、セラピストさんとお話。
なぜ、イヤーコーニングを受けようと思ったか、自分の今の悩みや何をしてきたか、夫はどんな人か……などなど。
そこで言われたのは、私は霊媒体質で直感的な傾向が強いということ。
正直、霊媒体質かどうかはしっくりこなかったが、練習すると前世とか見える力が身に付くようになるらしい。でも確認しようがないよなぁ。
ちなみに、夫は妖精的な存在であるとのこと。(後に夫に話すと妖精的という言葉がたいそう気に入っていた。)
かなりがっつりとお話をしたため、ルイボスティーを5杯もおかわりしてしまった。
◆施術中
仰向けになり、まずおへそに1本、それから左右の耳にそれぞれ2本ずつ、順番にコーンを差し込み燃やしていく。
最初に、セラピストさんから耳を軽くマッサージされたのだが、その時からずっしりと体がベッドに沈んでいく感じがした。
しかし、映像のようなものは何も浮かんでこない。
ヘタに何か考えようとするのは、やめようと思いコーンのじりじりと燃えていく音に身をゆだねる。
しばらくボーっとしていると、突然「ハチコ」と私の名前を呼ぶ男性の声がし、ハッとした。
最初は夫の声かと思ったが、夫は私のことを呼び捨てにしない。
それは、亡くなった身内の声であった。
それ以降は特に何も起こることはなかったが、聴覚が敏感になり、鳥のさえずりが大きく聴こえた。
◆施術後
眠っているともまた違い、一種の変性意識状態になったようで私はしばらく動けなかった。
どのくらい時間が経ったのかわからない。「そろそろ動けますかね~?」という声に「はい……たぶん」と返事をした記憶がある。
特に右半身が力を入れても動かせず、セラピストさんにゆっくりと動かしてもらいながら起き上がった。
前世はわかったのか?
私の前世に関して、セラピストさんには2つのビジョンが見えたという。
◆僧侶
シルクロードでオレンジの袈裟を着ている僧侶。
初めはタイかなと思ったけど、場所としてはシルクロードだと思うとのこと。
右腕には、何度も危機的状況から救ってくれた大きな猿がいて、その大きな猿こそが今の夫らしい。
◆霊媒者
まだ、国がない大昔。
ユタ的な霊媒者(宗教者)で、山林の伐採などの采配をしていた人
◆その他
セラピストさんと以下のような話をした。
感想
前世に関しては、ぶっちゃけピンとこず肩透かしを食らった感があるが、もし本当ならまんざらでもない、というか嬉しい。
私はその日に出会う(見かける)と"ラッキーポイント加算!"と勝手にゲームをしながら出かけることがある。
例えば、力士、シスター、目の中にホクロのある人など。
そのなかに、オレンジ色の袈裟を着たタイの僧侶が入っているのだ。
また、シルクロードを旅したこともある。
長期で旅をしていたとは話したが、特にシルクロード含む中央アジアに長くいたことまでは話していない。
偶然かもしれないが。
例えば、夫が同じようにイヤーコーニングを受けて「あなたの前世は猿です」と言われれば「すげぇぇぇ!」ってなるけど。
ただ、変性意識状態になったことは確かで、不思議な感覚だった。
亡くなった身内の声が聴こえたことも。
感情の22段階については、納得がいく話だった。
簡単にいうと、数字が小さいほどいい感情だよね、ってこと。
もうダメだと「絶望」するよりも、なんなんだよ!と「イライラ」にしたほうが感情としては楽。
ぼやぼや~っと悩んでいたことが、スッと無くなったわけではないが、少し肩が軽くなったようなそんな気分で終わった。
機会があれば、もう一度体験してみたい。
密かに期待していた耳垢がごっそりとれる現象はなかったが……。