#初挑戦
小説『引越物語』⑮未希とマリオ
ふぃんふぉおん
脱力感いっぱいのインターフォンをもう一度鳴らす。
菜摘と婚約者の龍也が堪え切れず吹き出した。
「なんながコレ。全てがどうでもよくなる音やんね。こんなん聞いたことないで。」
口調こそ土佐弁ゆえにキツく聞こえるが、龍也はこの脱力インターフォンを気に入った様子だった。
「いらしゃーい!よーこそー!」
シャツのボタン三つ外しのマリオが登場して、龍也と菜摘、そしてわたしを順番にハグした
ふぃんふぉおん
脱力感いっぱいのインターフォンをもう一度鳴らす。
菜摘と婚約者の龍也が堪え切れず吹き出した。
「なんながコレ。全てがどうでもよくなる音やんね。こんなん聞いたことないで。」
口調こそ土佐弁ゆえにキツく聞こえるが、龍也はこの脱力インターフォンを気に入った様子だった。
「いらしゃーい!よーこそー!」
シャツのボタン三つ外しのマリオが登場して、龍也と菜摘、そしてわたしを順番にハグした