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2023年を振り返って


いろいろ値上がりした一年だったので、最後くらい天に金箔の乗ったお菓子で贅沢に!?

昨日で仕事納めだった方も多いのでしょうか、本日デパートに買い出しに行くと、正月食材や帰省土産を購入する人で大賑わいでした。

今年は、ここ数年何らかの形で悩まされた方が多かった新型コロナウイルス感染症が、2類から5類へと扱いが変わり、元の・・・とまで行かなくても、生活が元に近いものになったように思います。お茶の世界でも、大寄せの茶会など含めマスク着用は必ずしも求められるものではなくなりました。

わたし自身は、控えていた長距離の移動も行い、久々に懐かしい人々とも無事顔を合わせることが出来、10年以上ぶりに招待を受けた結婚式では遠くから来た外国人含む初対面の方々とテーブルを共にし、お葬式では向かい合わせの席で会話しながら精進落としをいただいてきました。行動だけでなく、そういう場に出かけることへの心理的抵抗も薄まった年でした。

ささいなことですが、自分の変化にも気付きまして。日本酒は辛口好みで、20年以上辛口のものしか飲んでいなかったのですが、ふと甘口のものを買って飲んでみると、とても美味しく感じたということがありました。辛口が嫌いになったわけでなく、甘口も好きになったということなのですが、自分は〇〇が苦手だと思って避けていることも、さすがに10年以上経つと変わっていることもあり、自分で自分を枠にはめすぎてももったいないと気付きました。

似たようなことで、最中(もなか)が嫌いだとずっと思っていたのですが、いただきものがあってこれまた20年ぶり、というくらい久々に食べたのです。すると吸湿材の質の向上でしょうか、わたしが思っていたより最中の皮がパリッとしていて、とても美味しく感じました。食材によっては、昔より触感・匂いなどが改善されて食べやすくなっているものもある、色々試してみることは大事だとも。どちらも食べ物の例で恐縮ですが、自分好みの世界に引きこもりすぎても井の中の蛙になってしまう、と反省した次第です。

今年一年、わたしのnoteを読んでくださった方、スキやコメントなど何らかのアクションをくださった方、どうもありがとうございました。デジタルの世界にあまり時間を取られたくないこともあり、あまりこちらからはアクションせず申し訳ありませんが、スキやコメントいただいた時にはパソコンの前で両手を合わせて深く感謝しております。

今日の菓銘は「雪しぼり」。
なんとなく年末に心が洗われるような気がしました。

お正月は「義母と娘のブルース」スペシャル版と「沢田研二 華麗なる世界」の再放送が楽しみという、何とも地味でインドアな過ごし方になる予定。けれどここ数年のあれこれを考えると、とても幸せな、恵まれたことだと思っています。

これを読んでくださっている方も、どうぞよいお年をお迎えくださいますように。来年もどうぞよろしくお願い致します。

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