人間太宰治 山岸外史
太宰に関する本は山ほどあれど・・・
日本で最も多くの研究本や批評本が出された作家は太宰治説がありますよね。(今は再評価が繰り返されている漱石かもしれませんが)
以前、太宰を掘り下げたくて読むうちに手元に溜まっていきました。井伏鱒二、檀一雄、田中英光から青山光二、野原、野山の両編集者などなど。
どれも面白いのですが、この本は特に好きです。
なんつったって表紙が良い!
文庫版は有名は銀座のルパンの写真になっていますよね。
個人的に太宰治と山岸外史のどーしよーもない関係性が好きで、このもっさりした重苦しい装丁が山岸外史っぽい気がするのです。
発効から6年目の昭和43年に六版。
まだ著者が検印していた時期です。
この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?