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野球場図鑑/マスカットスタジアム

【所在地】倉敷市中庄 3250-1
【両翼】99.5m
【中堅】122m
【収容人員】30,494人
【アクセス】JR山陽本線・中庄駅から徒歩8分
【リンク】
 倉敷スポーツ公園
 岡山観光WEB

グラウンド全景。

 瀬戸内海架橋記念事業の一環でとして1995年に整備された倉敷スポーツ公園と同時に、岡山県野球場に代わる岡山県下メイン球場として開場した県営野球場。プロ野球チームの本拠地球場と比較しても遜色のない、ほぼすべての機能を備えた日本でトップクラスの施設である。「マスカットスタジアム」の愛称は県の名産であるマスカットと、芝生が照明に照らされた際の鮮やかな「マスカットのような色」が由来となっている。1,400人収容の補助球場が隣接する。
 プロ野球でもっとも主催試合を多く行っているのが、岡山県でファンが多い阪神で、二軍戦も含めほぼ毎年行っており、盛況である。また東北楽天も秋季キャンプを行っていた。
 春夏秋の高校野球はもちろん、高校野球選手権岡山大会決勝、中国地区大学野球連盟リーグ戦、社会人野球岡山大会とほぼすべてのカテゴリでフル回転する他、スコアボードにはサッカーで使用される「45分計」があるが、サッカーの開催実績はほとんどない。変わったところでは倉敷市の成人式の会場であり、なぜか結婚式場としても貸し出されている。
 こうした状況から、この立派な器がやや持て余されている感があるが、この問題は「プロ野球チームの本拠地」となる事でしか充足できないと思われる。かって独立リーグの球団設立の噂があった岡山だが、今やファームのリーグにのみ参戦する新球団があるように、新規参入の道を模索する事がスタジアムの活性化とセットで行われるのが望ましいと言える。

野球場図鑑/index
野球場図鑑/岡山県

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