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映画「シン・仮面ライダー」感想雑文

映画「シン・仮面ライダー」見てきた

就活やら卒業やらがけりついて話題になってた映画「シン・仮面ライダー」を見てきたので生存報告もかねて感想を書き連ねていく.
スマホのメモに書いたやつを文章っぽくしてるだけなのでちゃんとした考察とかはないし箇条書き.悪しからず.またちゃんとしたのは書く予定.

#映画感想文

ガワとしては昭和ライダーだけども中身は割と平成初期、クウガとかアギトみたいなダーク感がある.全体的にFIRSTみたいな空気感.

死体が爆発せずに溶けるのは庵野監督の好きなファイズオマージュ(確か安野モヨコのエッセイでファイズだけはベルト買うくらい好きみたいな話があった気がする)だろう.
髪型のせいか池松壮亮がずっと小刻みに震えてるみたいに見えた.
どんな作品でもやっぱり歴史の1ページ目はVSクモ型.これはもうテンプレというか様式美.
戦闘員を軽々と殴り殺すところは力の1号味を感じる.ヘルメットおそらく3段(通常のヘルメット、バイザー出きってない待機状態、戦闘などに使われるライダー状態)変形?クモオーグのしゃべり方のメフィラス味というかメフィラスがこっち見てくる.
本郷猛に変身ポーズないの原作愛が見える.
自動でついてくるサイクロンかわいい.オートバジンやバトルホッパーにも見えた「テクノロジー的感情移入」がある.
オーグが全員社会不適合者というか爪弾きにされてた人なのいい.ショッカーが初めて認めてくれたんだろうな.ここら辺新興宗教とか陰謀論テイストがある.
でもオーグにとってショッカーってありがたくもなんとも思ってなくてよく俺を見つけた、みたいな上から目線持ってそうだしショッカーのために命かけるとかなさそう.自分至上主義.
ヤスケンと殿様どこ?
サソリ、蜂オーグ戦で人間側も対策立てればオーグに対抗できるのが分かったので仮面ライダーは人間にとって鉄砲玉で強襲部隊で様子見のカナリア.
一郎って名前はイナズマンからかな.ジェイやケイとかもキカイダーオマージュだと思う.
蝶オーグのアクションがただの森山未來だし彼にしか出せないエレガントさがある.
陰な本郷と陽な一文字.本郷は一文字に人付き合いを教わり一文字は本郷に彼なりの正義を教えてる関係.
多分オーグは人間に価値を見出してない一方彼らからの信愛や尊敬を渇望している(蝙蝠オーグの最期「なぜ私を認めない」、蜂オーグの街、サソリオーグの戦闘員を随伴しての戦闘)ので多分一般人に直接危害を加えるような戦いはしない.というかできない.オーグにとって一般人はモブでないといけない.人質もとったりしない.人質が主役になるから.インフルエンサーにとってのフォロワーと同じ.絶対に自分以外に注目が行くようなことはしない.
ところどころに自己犠牲みたいなメソッドが見えて自己犠牲の物語だと勘違いしてる人多いけどこれは継承の物語.ショッカー側もライダー側もそれは一貫している.ジェイからケイへ、緑川博士から本郷へ、本郷から一文字へ、一郎からルリ子へ、ライダーから人へ.精神は受け継がれていく仮面ライダーとそいつだけの世界で完結してるオーグとの対比.
ラストシーンはルリ子と共依存的になってた本郷が一文字という友を得て独り立ちしルリ子を成仏させた(蝶オーグの「ここに3人は狭すぎる」からラストにはもうルリ子はヘルメットにはいない)のと同時に一文字にも清濁併せ吞むしたたかさを得て成長した.
でも結局プラーナって何なの?




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