地鎮祭、晴天なり
6月6日大安吉日、快晴。
解体工事を前に、今日は地鎮祭なり。
工務店の調整により、上田大神宮の神主さんに行っていただきました。感染対策も万全。
かならず行うべき?
今回の工事は正式区分ではリノベーション工事であり、新築ではないため地鎮祭は必須ではないそう。
工務店が行う簡易祈願でもよい、初穂料や交通費など費用節約の観点からも省略してもよいよ、とのこと。
誰に相談したわけでもないですが、我が家は神事を大切にしているので、これも節目、簡易でも構わないと判断。
せっかくなら工務店さんとの顔合わせも兼ねて父母にも来てもらうことに。家族の節目になればこれ幸い。
セレモニースタート
かくして、本日。
簡易式とはいえ、写真の通り斎竹(いみだけ)(葉の付いた青竹)を四隅に立て注連縄(しめなわ)が張られてます。清浄な場所を示すためだそう。
中央に神籬(ひもろぎ)(榊に麻と紙垂をつけたもの)を立て、神さまの依代(よりしろ)(神さまの降りられる所)とするそうです。
地域によって、四隅の感覚が違ったり、神饌や鎮物の配置が変わるとか。
ほほぉぉ、この類のお話はいつ聞いても面白い。
地鎮祭について、詳しくは神社庁のウェブサイトに記載の通り。
簡易式のため仮初の儀は行いませんでした。
谷工のこの説明もわかりやすい。
四方祓いでしょうか、私達も塩や米や奉献酒を撒いたりしました。
奉献酒は2本。
折角なら美味しい静岡の酒をと、お神酒用は自分で用意しました。
お酒の名前に縁起を担いで土井酒造場の「開運」です。
神事が終わり、直会(元に戻る)。
お神酒で乾杯をしました。
工務店の社長も「おっ甘い!」とコメント。しめしめ。
地元で呑まれる普通酒ではあるものの、普通と呼ぶにはあまりに酒質が高いとのことで清酒 高天神と登録されているそうです。
燗にしても冷やにしても良さそうなそれを、余すところなく水場、火馬、厠、四隅に撒きました。
やって来ました挨拶回り
そして地鎮祭が終わればいよいよご近所への挨拶回り!!
立派なお家と素敵なお庭はもう何度も見ていましたが、どんな方がお住まいかは全く知らない。
わくわくとどきどき。
工務店さんの連絡先が書かれたタオルと菓子折りを持参してご挨拶へ。
浜松から、とお伝えするのが分かりやすいと考え、お菓子はもちろん「うなぎパイ」。
ふーん、あの人たち悪いひとじゃなさそうだねぇという印象操作に一役買ってくれることを祈念します。
土日のお昼時だからか、皆さんと直接ご挨拶することができました。
真隣のご夫婦はとてもお優しそうな方。ほっとしました。
玄関先のお庭もすごくキレイに手入れされていて...燕の巣もあった...仲良くなりたいです。奥様がお話好きな方とお見受けしました。
斜のお家はパンチパーマをかけたおとうさんと息子(いや婿か?)が、バーベキューの準備をしてました。
もひとつ斜めのおとうさんは大豪邸にお一人でお住まいのようで、わたしは早々に失言をしました。。
こんな感じで他数軒ご挨拶が出来ましたが、これでひとまず工事が開始できます。
I社長は
「郷に入らば、郷に従えですから、こちらの主義主張は置いといて、とにかく受け入れましょう!」
そして思い出したかのように、
「自治会長へも挨拶行かないと!」
えっ、自治会長?!
どうやらそれは、地鎮祭と同じくらい大切な行事のようです。知らないことだらけだなぁ。
今回はお住まいも不明のため、それはまた別の機会で。
思えば神主さんも引き受けてくださって有難かったな。そして有難いことはもうひとつ袋町での出会い。少しずつ少しずつ上田と繋がってゆければ。
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