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『タカラ~ムの本棚』店主・タカラ~ムの本を読んだり読まなかったりな日常(2020/08/31~2020/09/04)

8月29日(土)

朝4時半起床。散歩に行って朝食。お決まりの朝のルーティン。数日前、「早朝は少し涼しくなったかも」と思った日もあったが、今朝はやはり暑かった。

土曜日なのでいつもの買い出し。今日はいつもより用事が多い。スーパー2軒まわってから、お盆の塔婆を頼んでおいたお寺にご挨拶と受け取りに伺う。ところが、人がいる気配はするもののチャイムを何度鳴らそうが声をかけようが誰も出てこない。留守なのかと思い、一度車に戻って携帯から連絡すると、いつも応対役の奥さんは外出中だが、住職は寺にいるので連絡しておくとのこと。改めて伺ったらのこのこと出てきた。すっかり時期外れになった御中元をお供え物としてお渡しする。塔婆は、「ついでがありましたので」とのことですでにお墓に納めてくれたらしい。本堂にあがって仏様を拝む。

お寺をでてお墓参りをし、お昼を過ぎたので久しぶりにラーメン店に入ってチャーシュー麺を食べる。最後に農産物直売所に寄って帰宅。ほぼ半日コースで、帰ったら留守番だったモンちゃんが抗議の大暴れだった。

夕方からは久しぶりのリモート飲み会。料理は面倒なのでピザを注文しておいた。転職前に一緒に仕事をしていた方と4,5年ぶりくらいに顔を合わせる(といってもリモートの画面越しだが)。なかなかに濃い経験をされてきたようで、そっち方面の話で盛り上がる。2時間ちょっと話し込んで終了。入浴して就寝。

就寝読書はなし。

8月30日(日)

朝4時半起床。昨夜の酒のせいか、少しクラクラしたが気にするほどでもないのでいつもの散歩に行く。歩いているうちに気分もよくなってきた。昨日の残りのピザとサラダで朝食。

先日読み終わったスーザン・プライス/金原瑞人訳「ゴーストソング」(サウザンブックス)のレビューを書く。ちょっとずつ書いていたのだが、こちらも先週アップした「ウジュとソナ」と同じく、導入がうまく書けずになかなか進んでいなかったもの。ちょっときっかけが掴めたので夕方までに書き上げる。

就寝読書は「珈琲の哲学」

8月31日(月)

朝4時半起床。つい二度寝してしまったら、5時過ぎにモンちゃんに起こされる。散歩に行って朝食。サラダと目玉焼き乗せごはん。

昨日書いた「ゴーストソング」のレビューをブログにアップ。

9時になってエアコンの工事業者が到着。さっそく入れ替えるエアコンの場所などを確認し、工事にとりかかる。モンちゃんがいたずらすると困るので、母がしっかり抱っこしてチョロチョロしないように確保しておく。古いエアコンを取り外し、新しいエアコンに入れ替えるのだが、いざ工事をはじめてみるといろいろと問題がみつかる。天井の一部に穴を開けたり、壁に穴を開けたりといった対応で解決していく。

夕方4時過ぎまで、ほぼ一日がかりで入れ替え工事完了。さっそく試運転してみる。やはり新品はいい。明日から9月で、そろそろ秋めいてくる時期とは思うが、まだ残暑も厳しい時期でもあるので、エアコンがないのとあるのとでは大違い。これで残暑も乗り切れそうだ。

寝室のエアコンも新しくなったので、半月ぶりくらいに自分の部屋で寝る。

「珈琲の哲学」をようやく読了。インドネシアの現代文学作家の短編集。表題作は、コーヒーの魅力に取り憑かれた男とその友人が開いたカフェを舞台にした物語。自分のコーヒーに絶対の自信を持っていたバリスタは、ある客から聞いた美味しいコーヒーの存在を知る。そのコーヒーを飲んだとき、彼は衝撃を受けるという話。映画化もされて話題となり、小説に出てくるカフェが実際につくられたという。2ページに満たない超短編も含め18篇の作品が収録された短編集。

9月1日(火)

朝4時半起床。なんだか肌寒い。いつもはTシャツに短パンで散歩に行くが、今日は薄いジャケットを羽織ってでかける。あまり食欲がわかなかったので朝食はなしでテレワーク開始。

午前中に先週準備していた勉強会をオンラインで開催。参加者は10名ほど。内容的にちょっとハードル高かったかも、と思いつつ1時間半で終了。昼食はインスタントラーメン。午後は少し早めに終了。

就寝読書に、『はじめての海外文学』で柴田元幸さんが推薦しているカルヴィーノ/和田忠彦訳「魔法の庭 空を見上げる部族 他十四篇」(岩波文庫)を読み始めるも、数ページ読んだところで寝落ち。

9月2日(水)

朝4時半起床。散歩に行こうかと玄関を出たら大雨。しばらく様子をみる。30分ほどしたら雨がやんだので、そそくさと散歩に行って、また降り出さないうちに帰る。朝食は目玉焼きのせご飯とサラダ。6時半からテレワーク。今日は特別急ぎでやらなきゃいけない仕事もなく、マイクロソフトがYoutubeで配信しているOfficeツールの解説動画をみたり、過去につくったツールの設定を変更するために会社のシステム部門の担当者と調整連絡したりして時間を過ごす。15時半までで作業は終了。

スーザン・プライス/金原瑞人訳「ゴーストダンス」(サウザンブックス)のレビューを書き始める。

就寝読書は「魔法の庭 空を見上げる部族 他十四篇」。1ページも読み進まないまま寝落ち。

9月3日(木)

朝4時半起床。いつものように散歩。なんだか空気がもあっとしていて、今日も1日暑くなりそうな気配。しかし、エアコンが新しくなっているので問題なしだ。帰宅して朝食を済ませてからテレワーク。

午前中はMicrosoftの解説動画の続きを見てからオンライン会議。相変わらずダラダラとまとまりのない会議で、いい加減決着付けてほしいんだけどな、と思いつつ参加。疲れる。結局予定時間を大幅にオーバーしても終わらず続きはまた来週となった。

昼食を挟んで、開発したツールの設定手順に関するビデオを作成。画面上での動きを記録して音声を組み込んだところまで作業してテレワークを終了。

就寝読書は「魔法の庭 空を見上げる部族 他十四篇」

9月4日(金)

朝4時半起床。散歩に行って朝食。

今日は月イチの通院日で都内に出るので仕事は休み。午前中にクリニックに行くと待合室には誰もいない(すでに診察は始まっていて、ひとり診察室で受診中)。10分ほど待って診察室へ。1ヶ月の生活や睡眠の状態などを話す。4月以降まったくオフィスに出社していないことや、職場の人との接点が少なくなっていることなど。20分ほど話して診察終了。薬を処方してもらう。

思っていたよりもだいぶ早く終わったので、クリニックの近くにある理髪店で散髪をして、ATMで少し生活費を引き出してから駒込へ向かう。今日は久しぶりに『Books青いカバ』に行ってみよう。

駒込にお昼少し前についたので、まずはランチ。Books青いカバのとなりにある『ZaaB』(サッブ)というタイ料理のお店に入ってみる。青いカバが開店してはじめて伺った頃から気になっていて、いつか入ってみようと思っていた店なのだが、いつもタイミングが悪くて入らないまま2年以上経ってしまった。今回、ちょうどランチタイムにあたったので入ることができた。数あるランチメニューの中からカオマンガイを選択。タイ料理、というかエスニック料理をあまり食べてこなかったのでとても新鮮な気持ちでいただいた。美味しかったのでまた行ってみよう。

ランチを済ませてすぐとなりの『Books青いカバ』へ。表の均一棚をざっと眺めてから店内へ。まだオープンしたばかりの時間帯だったためか先客はなく、店長がどこかに電話中。「どうも」と軽く会釈して新刊棚を眺め、買おうとおもっていたアーノルド・ゼイブル/菅野賢治訳「カフェ・シェヘラザード」(共和国)があるのを確認。これは買って帰ろう。さらにレジ横の新刊棚を眺め、海外文学から国内小説の古本棚をひととおり眺めて歩く。けっこう新しめの本が並んでいた。

電話が終わったので店長と少し話し込む。最近のおすすめ本の話で紹介されたのが磯崎憲一郎「日本蒙昧前史」(文藝春秋)。大阪万博やグリコ・森永事件など70年代から80年代にかけて起きた現実の出来事をベースにフィクションの要素を巧みに盛り込んだという作品で、第56回谷崎潤一郎賞を受賞した作品。店長の話を聞いていたら、とても面白そうだったのでこれも購入決定。他に古本も一冊で計3冊購入する。支払いをして、カバーをつけてもらいながら最近のお店のことなどを少し伺う。最近は青いカバを目的にわざわざ出かけてくるというお客さんは、やはり減ってきているらしい。確かに私も、わざわざ出かけてくる側の客だが、コロナ前のように会社終わってから気軽に電車乗って駒込まで、ということはなくなった。今日だって、月イチで都内に出る用事があったので足をのばしてみたのだし、他にもそういうお客さんは多いのだろう。ただ、わざわざ足を運ぶお客さんは少なくなった代わりに地元のお客さんが増えたそうだ。巣ごもり需要で本が売れているという話は聞いていたので、なるほどと納得した。

小一時間くらい話をして店を出て、東京駅までもどって丸善丸ノ内本店でも少し(でもない)本を買い、大丸の地下で夕食に食べるお弁当を飼って帰宅。

就寝読書は「魔法の庭 空を見上げる部族 他十四篇」

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