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エッセンシャル思考読みました

「より少なく、しかしより良く」

エッセンシャル思考 最小の時間で成果を最大にする より

シンプルな言葉ですね。
シンプルなデザインというものは普遍的に人を惹きつけるものがあります。
Apple製品もやはりデザインはシンプルですし、家具においてもシンプルなものはいつの時代も人気があります。

このシンプルさを思考にも落とし込んだものが、エッセンシャル思考です。

人間は皆数ある選択肢の中から必要なものだけを選び取るという作業がなかなかできない・・・
しかしそのため多くの無駄な処理に時間を取られ、自分が本当に取り組むべき重要な物事にかける時間が削られてしまい、本筋を達成できない状況に陥ります。

こういった思考に一石を投じたのが本書「エッセンシャル思考」です。

感想

僕も絵を描くことが上手になりたい、文章の表現力を上げたい、等願望は多くありますが、それら全てに全力投球することは果たして最適解なのでしょうか。
おそらく全て中途半端になることは明らかです。
どうせなら、自分が本当に必要とするスキルを選びぬき、その一つを極めることが大事だと思います。

エッセンシャル思考を貫くために必要な技術として「捨てる技術」が必要となり、これは職場で仕事を断り本当に必要な事に時間を割くことも含まれます。
僕はこれが本当に苦手です・・・・・
断るより仕事の依頼を受け入れた方が気持ち的に楽ですよね。

しかし、この本では
相手を喜ばせるために仕事を引き受けた一瞬の気分の良さは長続きせず、後には公開が待っている。エッセンシャル思考の人はそのことを理解しているので、仕事を断った数分の嫌な気分を引き受ける。

ハッとしました。言われればその通りですが、自分は長期的な得よりも、その場の気分をとり、後に損している人間でした。
こういった気づきを本書で得られたことで、今後の人生に活かしていこうと思っています。

僕の同僚に、仕事がすごくできるがゆえに上司から仕事を振られまくり、しかも断らずに全て引き受ける人がいます。
その人の人生の優先順位で仕事が上位なら問題ないのでしょう。
しかし僕の人生観は違いました。
仕事に忙殺され、そこで得た感覚に満足する人間ではないと気が付きました。
仕事よりも自分の時間や家族の時間を大切にしたい、そのためにはある程度仕事をセーブする必要がある。そのためには不要な仕事、自分のキャパシティを越えた仕事は断り、本当に重要な仕事のみに取り組み成果を出す必要があると考えられるようになりました。

この本を通じて得た気づきを、今後の人生に活かしていこうと思います。

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