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ちょっとはわたしのこと気にかけてたってことでいい?

ある日、
大好きだった人にInstagramをブロックされていることに気が付いた。

何度もしつこいくらい、
わたしの中で切っても切り離せない人ではある彼なんですけど、
この投稿を見てない人は下の投稿も見てもらえたら嬉しいです。


多分わたしにとっての彼は救世主だから、
わたしにとってはほんとうに特別な人だった。
まあ、彼にとってのわたしは
ただの元カノのひとりにすぎないだろうけど。

彼とは連絡を取ることもほぼなく、
Instagramにたまにあがるストーリーのみしか
繋がりがないと言っても過言ではなかったと思う。
たまにメッセを飛ばし合うことがあっても、
その日限りで連絡は終わるような関係だった。

ある日、Instagramのメッセ整理のため、
大事ではないメッセを消そうと思った時、
ふと彼のInstagramのページへ飛んだ。
すると、表示されるのはブロック画面だった。

あれ、わたし、なにかした?

考えてみても、連絡を頻繁にとっていないため、
思い当たることはちっともなかった。

「ねぇ、わたしのインスタブロックしたの?」

そうLINEで聞くと、彼は

「うん」

と、答えた。

いや、え?なんで?笑
うんって、え?なんでブロックされるんだ?

普通にショックで、悲しかったです。
でもこれは元カレだからショックとかでもなくて、
きっと誰からでもショックだと思う。
そしてよりによってその彼から。

会っていなくても、連絡を取っていなくても、
それでもこの人はわたしの心を乱していくんだなあ
そう思いました。
そしてわたしは何も変わってないなあとも思いました。

そんな彼にこの間再会してきました。
4年ぶり、、、かな?
近くへ行く用事があったから前日に連絡したところ、夜なら空いているとのことだったので、夜ご飯へ。
久しぶりに会う彼の髪は短くなっていて、
でもそれ以外は何も変わって無いように思えた。
お店へ入り彼は烏龍茶、わたしはビールを頼んだ。
会話は 久しぶり から始まり、バイトの頃の話や、今の仕事の話で盛り上がった。

「ねぇ、なんでわたしのインスタブロックしたの?」

と聞くと、彼は笑った。
笑いながら

「なんとなくだよ、理由なんてないよ」

そう言った。
なんだそれ、理由もなくブロックされて、
わたしは傷付いたんだと思うと、
この人は人間の心を持ち合わせていないんじゃないかと、
すこし怒りたくなった。
久しぶりの再会で怒るのもどうかと思うので、

「あっそ、きも」

と、不機嫌丸出しでビールを飲み干し、
おかわりを頼んだ。

「怒ってる?」

「怒ってるというより、なんか、泣けたわ〜」

なんて、冗談交えてケラケラ笑って話していると、
彼は突然

「嫌だった」

と、口にした。

「え、あ、なにが?わたしなんかした?」

「違くて、ゆぽのインスタの投稿、なんか幸せそうで、もう見たくなかった」

と、彼はタバコに火をつけた。

わたしは自分のInstagramの投稿が好きだ。
楽しいことばかり載せているため、
見返せば見返すほど、楽しい思い出に浸れて、
自己満グラムと言っても過言ではないと思っていた。

それが今、
大好きだった元カレを苦しめていたなんて、、、

そう思うと、たまらなく嬉しかった。
なーんだ、あなたわたしのことを気にかけてくれてたんだ、え、そうだよね?そういうことでいいよね?
あなたにとっても、わたしは特別だったってことでいい?

「なんだよ、わたしのこと好きじゃんか笑」

「いや、わかった、ブロックはやめる、今消す」

そう言ってブロックを解除した彼から、
インスタのフォロー申請が来ることはなかった。
わたしも、フォロー申請を送ることはしなかった。

彼がわたしのことを気になって、
見たくないけど見たくなった時にフォローすればいいと思った。
もしそれが来なかったとしても、
それはそれでいいと思えた。
きっとそれはわたしがちゃんと前に進めているからなのかな、そう思った。

わたしはあなたにとって、
忘れられない女になれてんのかな?

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