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ポッドキャストに出演させていただきましたので少しばかりフォローアップを|その2【JOCV Day228】

セントビンセントで活動されているyuki okaさんのお誘いで、ポッドキャストに出演させていただきました。2時間程度お話させていただき、3回に分けて公開予定です。

先週に引き続き、今週分が公開されました。

35分程度ありますが、前半部分に関して少しばかりフォローアップをさせていただきます。後半部分も追って書かせ頂きます。

■一人あたりGDPは日本の9分の1、失業率は日本の7倍以上

はじめに経済の話になりましたので数字だけ簡単に紹介しておきます。ヨルダンの一人あたりのGDP(名目)は4,270USD(2018年)となっています。日本は39,304USD(2018年)なので、日本の9分の1程度です(IMF World Outlook Database, 2019年10月版)。

失業率は18.275%(2018年IMF)となっています。日本の完全失業率は2.4%(令和2年1月季節調整値、総務省統計局)なので7倍以上の高い失業率となっています。以下は私がヨルダンで聞いた話ですが、パレスチナやシリアからの難民流入による人口増や、ホワイトカラーを好むヨルダン人の国民性など、様々な背景が失業率の高さに繋がっているようです。

貿易額は輸出75億USD、輸入が205億USDと、輸入超過になっています(2017年UNCTAD)。輸出品目は衣料品、化学肥料、リン鉱石など。輸入品目は原油、自動車・車両などです(外務省「ヨルダン基礎データ」)。

■リン鉱石とナウルのはなし

ヨルダンの主要輸出品目であるリン鉱石の関連で、yuki okaさんがナウルについて話してくださりました。気になって調べてみると、これに関する記事がヒットしたので載せておきます。ナウルの栄枯盛衰が良く分かります。

■隣国サウジから石油を買うヨルダンが抱く危機感

中東にありながら化石燃料に乏しいヨルダンは、エネルギー需要を賄うためにお隣のサウジアラビアから石油を買っています。国際社会が脱石炭・脱石油へと流れるなか、ヨルダンもエネルギー自給率を高めるための施策を打ち出しています。太陽光発電はその一つで、JICAも支援をしています。

このほか、ゴミの埋立地から発生するメタンガスの電力利用のプロジェクトも進められています。

■お酒は買えるが用心せよ

結論、ヨルダンでお酒は買えます。首都アンマンや南端の港町であるアカバにはいくつもリカーショップがあります。国民の90%をイスラム教徒が占める国なので、透明なビニール袋に入れて歩くことは好まれません。リカーショップでは黒や青のビニール袋に入れてくれますが、直ぐに鞄に入れるか、自分で買い物バッグを持参した方が良いでしょう。

簡単ですが、前半分の解説をさせていただきました。

▼▼▼先週分はこちら▼▼▼



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