【公式】新横浜ラーメン博物館 RAMEN MUSEUM

こんにちは。新横浜ラーメン博物館です。noteでは「ラーメンの何故?」にフォーカスした歴史や雑学を配信していきます。 https://www.raumen.co.jp/

【公式】新横浜ラーメン博物館 RAMEN MUSEUM

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    最近の記事

    【連載】Vol.20 パスタの国イタリアからの逆輸入ラーメン「カーザ・ルカ」

    あの銘店をもう一度"銘店シリーズ"第17弾はイタリア・ミラノの「カーザ ルカ -CASA LUCA-」。第16弾がアメリカの「IKEMEN HOLLYWOOD」に続いての海外店。 今度は“パスタの国”イタリアからの逆輸入ラーメン。過去の逆輸入ラーメンとしては「アメリカ」「ドイツ」に続いての第3弾であり、ラー博史上初となる外国人店主のお店だった。 この店主がラーメンにはまったきっかけがまた面白い。料理の修業中にニューヨークの「一風堂」で豚骨ラーメンを食べて衝撃を受け、ロンド

      • 【連載】Vol.19 若き天才 中村氏がプロデュースした 「IKEMEN HOLLYWOOD」

        ラー博の新店発表は毎回楽しみだった。 自分なりに予想し、当たったり外れたり。いや、当たったことはほとんどなかった。それほど想定外、予想の斜め上の店をラー博は選んできた。 そんな中でも過去一番驚いたのは、「IKEMEN HOLLYWOOD」だ。 まだまだ日本には紹介したいご当地ラーメンや老舗有名店が山ほどある。 それなのにわざわざ手間暇かけて、海外のラーメン店を引っ張ってくるなんて。当時は、ようやく海外にもラーメン店ができ始めた頃。 そんな中から、ラーメンにおいて百年の歴史

        • 【あの銘店をもう一度"銘店シリーズ"」第18弾 佐賀・唐津「らぁ麺むらまさ」

           新横浜ラーメン博物館は、30周年を迎える2024年へ向けた取り組みとして、過去に出店した約40店舗の銘店が2年間かけ、3週間のリレー形式で出店するプロジェクト「あの銘店をもう一度"銘店シリーズ"」が2022年7月1日(金)より、1994年開業時のラーメン店が約3カ月前後のリレー形式で出店する「あの銘店をもう一度”94年組”」が2022年11月7日(月)よりスタートしました。 【これまで発表された出店店舗】 銘店シリーズ(3週間のリレー形式出店) ・第1弾  和歌山「井出商

          • 【あの銘店をもう一度"銘店シリーズ"」第17弾 イタリア・ミラノ「カーザ ルカ -CASA LUCA-」

             新横浜ラーメン博物館は、30周年を迎える2024年へ向けた取り組みとして、過去に出店した約40店舗の銘店が2年間かけ、3週間のリレー形式で出店するプロジェクト「あの銘店をもう一度"銘店シリーズ"」が2022年7月1日(金)より、1994年開業時のラーメン店が約3カ月前後のリレー形式で出店する「あの銘店をもう一度”94年組”」が2022年11月7日(月)よりスタートしました。 【これまで発表された出店店舗】 銘店シリーズ(3週間のリレー形式出店) ・第1弾  和歌山「井出商

            【連載】Vol.18 ラーメン業界のステージを上げた佐野実氏のお店 「支那そばや」

            「支那そばや」の思い出と言うよりは佐野実さん(「支那そばや」創業者)との想い出が多いかもしれない。 まだ鵠沼海岸にあった頃から噂を聞いて何度も通った。私が「臨時休業」を喰らった初めてのお店かもしれない。当時はSNSはもちろん、インターネットも無かったので行ってみて初めて「やってない」ことがわかるので、都内から1時間半くらいかけて行って貼り紙を見て膝が崩れ落ちるほど、愕然としたものだ。今でこそ、「臨時休業」で休みを取るラーメン店が増えたがその先駆けとも言えよう。とは言っても理

            【あの銘店をもう一度"銘店シリーズ"」第16弾 アメリカ・ハリウッド 「IKEMEN HOLLYWOOD」

             新横浜ラーメン博物館は、30周年を迎える2024年へ向けた取り組みとして、過去に出店した約40店舗の銘店が2年間かけ、3週間のリレー形式で出店するプロジェクト「あの銘店をもう一度"銘店シリーズ"」が2022年7月1日(金)より、1994年開業時のラーメン店が約3カ月前後のリレー形式で出店する「あの銘店をもう一度”94年組”」が2022年11月7日(月)よりスタートしました。 【これまで発表された出店店舗】 銘店シリーズ(3週間のリレー形式出店) ・第1弾  和歌山「井出商

            【連載】Vol.17 伝説のラーメン店復活 函館「マメさん」

            初めて函館にラーメンを食べに行ったのは1999年。その時にいろいろ調べて、今や伝説のラーメン店になっている「マメさん」という店の存在を知った。 大変人気だったらしく、気が付いたときには閉店していたので大変残念だった。ところが、その1年後の2000年にラー博に「マメさん」が復活するというではありませんか。 いや〜驚きました。全国の人気店を引っ張ってくるだけではなく、もう閉店してしまった幻のお店まで復活させてしまうとは。約8カ月の出店で今度は函館に帰郷オープン。もちろん、その両

            【連載】Vol.16 九州ラーメン総選挙第1位に輝いた銘店 博多「元祖名島亭」

            「名島亭」の創業は1987年。 私が地方のラーメンを積極的に食べ始めたのはインターネットが日本に登場した1995年以降。 それから、博多は何度も行っているが、「名島亭」を食べたのは意外と遅い。1990年代に活用していたラーメン本に載っていなかったのかも?と調べてみたら、ちゃんと載っていた。改めてなぜ、足を運ぶのが遅れたか? まず、今でこそ、福岡のラーメンシーンはやれ“非豚骨”だ“醤油味”だと言われているが、当時(1990年代後半)のラーメン本はほとんどが豚骨である(笑)。

            【あの銘店をもう一度"銘店シリーズ"」第15弾 「支那そばや」

             新横浜ラーメン博物館は、30周年を迎える2024年へ向けた取り組みとして、過去に出店した約40店舗の銘店が2年間かけ、3週間のリレー形式で出店するプロジェクト「あの銘店をもう一度"銘店シリーズ"」が2022年7月1日(金)より、1994年開業時のラーメン店が約3カ月前後のリレー形式で出店する「あの銘店をもう一度”94年組”」が2022年11月7日(月)よりスタートしました。 【これまで発表された出店店舗】 銘店シリーズ(3週間のリレー形式出店) ・第1弾  和歌山「井出商

            【連載】Vol.15 新東京ラーメンの一翼を担った 環七「野方ホープ1994」

            「野方ホープ」の創業は1988年。ラー博が交渉したのが1992年4月らしいので、まだオープン4年目のお店を選んだことになる。全店舗の中で一番新しいお店ではなかったか。 90年代のラーメン本を見ると「行列ができるまでに4年かかった」と書いてあるので、行列店になって間もないお店に交渉したということだ。 「すみれ」や「一風堂」を発掘し、全国レベルの人気店になったきっかけを作ったラー博であるが、この「野方ホープ」を選んだことも凄い。 当時はまだ1店舗だったと思うが、今ではグループ1

            【連載】Vol.14 東京では味わうことの出来ないご当地ラーメン 飛騨高山「やよいそば」

            1995年にインターネットが普及し、今まで入手できなかった全国のラーメン情報の一部(90年代はまだまだ一部だった)を入手できるようになった。 そこで今まで食べてなかった全国の「ご当地ラーメン」を食べようと決めた。 岐阜県高山へ行ったのは1997年11月。前日に名古屋で8杯食べ、名古屋に宿泊。そして翌朝に高山を目指した。なんせ高山は遠い。今だと東京から行くには電車だと名古屋経由、または富山経由、車だと山梨県&長野県経由だろうか。いずれも5時間近くかかる。当時は北陸新幹線が開通

            【あの銘店をもう一度"銘店シリーズ"」第14弾 函館「マメさん」

             新横浜ラーメン博物館は、30周年を迎える2024年へ向けた取り組みとして、過去に出店した約40店舗の銘店が2年間かけ、3週間のリレー形式で出店するプロジェクト「あの銘店をもう一度"銘店シリーズ"」が2022年7月1日(金)より、1994年開業時のラーメン店が約3カ月前後のリレー形式で出店する「あの銘店をもう一度”94年組”」が2022年11月7日(月)よりスタートしました。 【これまで発表された出店店舗】 銘店シリーズ(3週間のリレー形式出店) ・第1弾  和歌山「井出商

            【特別企画】支那そば勝丸「師弟コラボ」~勝丸×晴れる屋×らぁめん鴇~ 2023年2月20日(月)開催

            2022年11月7日(月)より、1994年のラー博開業時の8店舗が(現在出店中の熊本「こむらさき」を除く)、3ヶ月前後のリレー形式で出店する「あの銘店をもう一度“94年組”」がスタートし、第1弾は「ラーメン職人歴50年の集大成。引退に向けた最後の舞台」として、「支那そば勝丸」さんにご出店いただいております。 早いもので勝丸さんの出店期間は2023年2月26日(日)までとなり、残り2週間となりました。1月には94年組友情タッグとして博多「一風堂」創業者 河原成美さんとタッグを組

            【あの銘店をもう一度”94年組シリーズ”第2弾 環七「野方ホープ1994」 創業者がんこババアに捧げる、35年間の成長。

             新横浜ラーメン博物館は、30周年を迎える2024年へ向けた取り組みとして、過去に出店した約40店舗の銘店が2年間かけ、3週間のリレー形式で出店するプロジェクト「あの銘店をもう一度"銘店シリーズ"」が2022年7月1日(金)より、1994年開業時のラーメン店が約3カ月前後のリレー形式で出店する「あの銘店をもう一度”94年組”」が2022年11月7日(月)よりスタートしました。 【これまで発表された出店店舗】 銘店シリーズ(3週間のリレー形式出店) ・第1弾  和歌山「井出商

            【あの銘店をもう一度"銘店シリーズ"」第13弾 博多「元祖 名島亭」

             新横浜ラーメン博物館は、30周年を迎える2024年へ向けた取り組みとして、過去に出店した約40店舗の銘店が2年間かけ、3週間のリレー形式で出店するプロジェクト「あの銘店をもう一度"銘店シリーズ"」が2022年7月1日(金)より、1994年開業時のラーメン店が約3カ月前後のリレー形式で出店する「あの銘店をもう一度”94年組”」が2022年11月7日(月)よりスタートしました。 【これまで発表された出店店舗】 銘店シリーズ(3週間のリレー形式出店) ・第1弾  和歌山「井出商

            【連載】Vol.13とんこつを極めて35年。一風堂 河原成美氏の一番弟子のお店「麺の坊 砦」

            新横浜ラーメン博物館創館時(1994年3月6日)、出店店舗8軒の内、私が知らない店が二つあった。「すみれ」(札幌)と「一風堂」(福岡)である。 そしてこの知らなかった2軒こそがその後の日本のラーメン地図を塗り替えていく起爆剤であった。今や、この2軒は全国でもトップクラスの知名度がある有名店と言っていいだろう。 この2軒は、ラー博に入ってなかったら、その後の快進撃はあったのだろうか?たまにそんなことを思うことがある。 そして「一風堂」だが、ラー博出店時は他の飲食業はやってい