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懐かしさと新しさ、昔みた映画の再鑑賞のススメ

久々にAmazon Prime Videoを開くと、続々と新作が並んでいる。

こうして見たいものがどんどん増えていき、積読ならぬ積画がたまっていく・・・

ラインナップをざっと見ると、なんと「レザボア・ドッグス」があるでは無いか。しかも、もうすぐPrime Video対象ではなくなるらしい。

レザボア・ドッグス
1992年公開、クエンティン・タランティーノ監督のデビュー作品にして評価が高く、当時はブームが巻き起こった作品。この2年後には「パルプ・フィクション」が公開され、さらなるヒットとなった。

20年ほど前、映画監督を目指していたころ、アメリカ人のクラスメイトたちが口を揃えて「レザボア・ドッグス」の面白いところや哲学的なところをよくディスカッションしていたので、観ておかないと話についていけないと感じ、DVDを借りて観た。

当時思ったのは、「すごくアメリカ的な作品」ということ。アメリカ人が好むブラックジョーク、下ネタ、バイオレンス、皮肉、音楽に溢れていた記憶。

当時の私はアジア映画に魅力を感じていたのであまり刺さらなかった。

20年越しに観ても「アメリカンだなぁ」と思いつつ娯楽作品として楽しめた。

そして時を経て思うのはアメリカの文学作品と言われても異論はないということ。最近こういう映画はなかなか無いので、文学的に感じてしまった。

手持ちカメラで会話劇が繰り広げられていくカメラワーク、演劇を観ているかのような展開、時間軸が交差していく様子、キャラクター設定、改めて観るととても丁寧につくられた映画。

登場人物たちが、互いを疑いながら真実が紐解かれていく様子はおもしろい。

エンディングは、つい議論したくなる終わり方で、その余韻も良い。


昔観た映画を観なおすって良いなぁ。

いろんな人生経験を経て観ると当時と違う気持ちが湧いたり、新たな気づきもあって、ちょっとしたタイムトラベル気分を味わえる。

また、往年の名作は時折観ようと心に決めた。


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