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スタバでコーヒーを飲むたびに、地球に貢献できるとしたら。


スターバックスのコーヒーを買うたびに、
地球がより良くなるとしたら?


これは、皇居外苑和田倉噴水公園のスタバ店内に掲げられていたものだ。


この場所にいるのは、皇居ランナーや、外国人の観光客といったところだろう。

スターバックスは、世界各地に店舗展開がされているし、「それは、自国民問わず、訪れたくなりますよね」と、スタバ好きとしては、にんまりとしてしまう光景が広がっていた。


さて、冒頭の『スタバのコーヒーを買うたびに、地球がより良く』とは、どういうことか。


たとえば、使い捨てカップを使わずに、マグやカップを使って提供したり、プラスチック製品を使わないように、紙製のストローにしたり、というような地球に優しい製品を使っていることをご存知の方は、多いのではないだろうか。

他にも、捨てるようなコーヒーのカスを消臭剤として使ったり、ノート製品にしていたりも、スタバの店内で拝見したことがある。

「地球のためにやっていること」を思い浮かべて、わたしの脳裏に浮かぶことと言えば、その程度のものだ。


でも、もっと本質的なところを考えてみたい。

地球規模で捉えようとすると、大変に難しいので、わたしの半径3メートル程度の世界で、未来のためにできる、より良いことを考えてみる。

スタバの人気商品であるフラペチーノは、老若男女問わず人気だと思う。新製品が出れば、行列ができ、みんなで飲んでいる。
テレビや動画配信などのメディアの影響は捨てきれないけれども、わたしのようなスタバ推しの人の存在があることも忘れてはならない。

店内にひとりで過ごす時は、フラペチーノは飲まない。決まって、あたたかいコーヒーを頼むのだ。

その味わいは、もちろん安定のスタバクオリティでおいしさは間違いないのだが、その味わいにプラスされるものがある。

アロマな香り。
店内の穏やかな空気感とBGM。
コーヒーに集中できる安らかな気持ち。

この感覚を味わうことができている今が、いかに幸せなことか。

実際にはつながりのない人たちと、店内で時間を共にできるという、普段は意識しないような、なんてことない日常が、どれほどに恵まれていることなのか。

このたった一杯のコーヒーで、人はほっとして、つかの間の休息を取れ、心が優しくなれるのなら、いろんな課題が解決できるかもしれない。

現代社会で暮らす私たちのこころの貧困も、私たちの未来に相当な影響があるのではないかと、危惧している。


(本文:995文字)


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RaM
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