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「服は何枚持ってもいい?」その前に暮らしのシーンを数えよう
こんにちは。
アパレル歴20年、
ファッション&クローゼット収納コンサルタント
戎谷洋子です。
今回は、こちらの続きです。
前回の記事⇩
初めから読みたい方はこちらから⇩
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【前回までに書いたこと】
・おしゃれ迷子さんこそファッション雑誌を読んでほしい
・自分に合ったファッション雑誌の選び方
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では、さっそく続きとまいりましょう。
せっかく選んだ雑誌を最大限に活かすために、
ここでやっておきたいことがあります。
それは「暮らしのシーンがいくつあるか」具体的に挙げること。
シーンで分けて考えられるようになると、
必要な服の内容や数もはっきりしてきます。
それが最終的に「クローゼットの整理収納」にもつながっていくんです。
よく「服は何枚まで持っておいていいですか?」と聞かれるのですが、
大切なのは服の枚数だけではありません。
「どこで着る服が必要か」も重要。
この作業をしておくと、より具体的な目的を持って
雑誌を読むことができます。
せっかく読むなら、その前に一緒にやってみませんか?
「着たい服」と「必要な服」は分けて考える
![](https://assets.st-note.com/img/1721457198416-8aoLv5Agoj.jpg?width=1200)
服は大きく2種類に分けて考えます。
それは「必要な服」と「着たい服」です。
クローゼットのサイズには限りがあります。
だから「着たい服」よりも先に「必要な服」の種類と枚数を
ある程度把握しておきます。
「着たい服」はその残りのスペースに入るだけ、
というイメージをしておくと、買いすぎが防げます。
そう、優先するのは「絶対に必要な服」です。
①「必要な服」とはどんな服?絶対はずせないシーンを挙げてみよう
![](https://assets.st-note.com/img/1721457230717-bSd9bPpzJG.jpg?width=1200)
これまで私が、整理収納サポートに伺って
お客様が「絶対はずせない」とおっしゃったシーンを例に挙げると
・仕事用
・バイト用
・冠婚葬祭用
・お稽古用
・スポーツ用
つまり常識的な縛りや、ドレスコードがある、
または機能性が求められるなど
ほかの服では代わりができない服のことです。
「〇〇用」とはっきり言える服といってもいいかもしれません。
代用や併用ができないものです。
内容は、それぞれのライフスタイルや事情によって違います。
ご自分がはずせないシーンを挙げてみてください。
②「着たい服」とはどんな服?おしゃれを楽しみたいシーンを挙げてみよう
![](https://assets.st-note.com/img/1721457284221-oe1z4p4Cjz.jpg?width=1200)
ここでは「着たい服」のことを「おしゃれを楽しむ服」
と定義します。例えば
・デート用
・友達との食事用
・ワンマイル用
・予定している旅行用
など、パワー全開でファッションを楽しむシーンです。
トレンドを取り入れてもいいし、
「かわいい」を極めてもいい。
TPOよりも「こんな服が着たい」を
優先できるシーンを思い浮かべてください。
人によっては
「仕事用にいちばん気合が入る」もあり得ます。
服務規定が緩やかな勤務先の方に多いかも。
また、おうち時間が好きだから
ルームウエアがいちばんファッショナブル
というケースだってありますよね。
暮らしの中で「こんな服が着たい」を実現できると
毎日がハッピーになります。
「そんなシーンはないよ」という方も
ひとつでいいので、オシャレを思いっきり楽しむシーンを
作ってみてはいかがでしょうか?
③シーン別に服のイメージや条件を挙げてみよう
![](https://assets.st-note.com/img/1721457469998-G4UNjOoZWq.jpg?width=1200)
シーンが挙げられたら、
それぞれに、どんな服が必要なのかイメージします。
ここでは夏の季節で考えてみます。
例えば
●仕事用
・ジャケットが必須(洗える裏地なし)
・色はベーシックカラー
・ボトムスはスカートメインで
・インナーは洗えるブラウス(半袖)
・バッグと靴は黒とベージュを買いたい
・地味じゃない。可愛さも入れたい
のように、そのシーンで必要な条件を書きます。
そして、おしゃれを楽しみたいシーンでは
●友達との食事用(夜)
・トレンドアイテムを1つは取り入れたい
・カワイイよりラグジュアリーなイメージ
・アクセサリーは個性的なものがいい
・色はアースカラー。でもビビッドも着てみたい
など、自分はどんなおしゃれがしたいのか
あげてみてください。
ぱっと浮かばない場合は、
この工程をとばしてもOK。
まずは雑誌を見ながらイメージを固めるといいですね。
また、どのシーンでも
「〇〇さんぽい」と具体的な人を思い浮かべるのも◎
「あの人が着ていそうだな」と思うコーデネートを
真似してみるのはとてもいいレッスンになります。
④各シーン別に必要な枚数を考えてみよう
![](https://assets.st-note.com/img/1721457777583-P5lb9a32es.jpg?width=1200)
そして先にイメージしておきたいのは
はずせないシーンに必要な枚数です。
ここでも夏の季節で考えてみます。
例えば仕事用。
勤務が(月)~(金)で週5日間とします。
・長袖ジャケット2枚
・長袖カーディガン1枚
・スカート2枚
・パンツ1枚
・インナーブラウス5枚
・バッグ2個
・靴2足
こんな感じ。
「そんなの分からない」という方は
ここで全部決めなくて大丈夫。
「1か月間の着回しコーデネート」のページなど
着回しの参考になるページを見てからでOK。
肝心なのは、どんな目的を持って雑誌を読むか。
分からなかったことを
その目的にできます。
⑤先に考えておくと計画的に買い物ができる
いかがでしたか?
今回お伝えしたことを普段から考えらえるようになると
「必要な服」と「着たい服」だけが
クローゼットに収まった状態を
つくることができます。
すぐ完ぺきにできなくてもいいんです。
でも、「考えて買う」習慣は
こんな練習で身についていきます。
最初は大変に思うかもしれませんが
トライしてみていただけると嬉しいです。
さて、次回は「雑誌の読み方・使い方」について
お伝えします。
最後までお読みいただきありがとうございました。
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