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オーマイ・ゴッドファーザー  著 岡根芳樹さん を読んで

頑固おやじのデタラメ教育論
優しさと厳しさは同等のもの
人にモノを教えているすべての人への福音の書
父の教育にはたしかに極端かもしれないが、そこには心理をついて深いメッセージがある。時代を超えて伝え残したいメッセージだ。


著者の岡根芳樹さんの本はで最初に読んだ本は、

「セールスの絶対教科書」でした。

書評にも書きましたが、

営業マンにとっては必須のバイブルに思える本でした。

それから「スタンド・バイ・ユー」「LIFE IS BEAITIFUL」と

読んできました。

これら3冊とも著者の失敗や災難が面白いネタとなり

岡根芳樹さんと好きにならずにいられない登場人物たちによって

繰り広げられる事実に基づいた勇気が貰える本たちです。

特に「LIFE IS BEAITIFUL」には、父親の話は少し出てくるのですが、

下りは少なく、

喧嘩をしては仕事を辞め「おい、今日仕事辞めてきてやったぞ!」と誇らしげに語るのだった。

とあっさりと話しているだけです。

母親よりも父親に影響を受けたとあるので、

どんな父親なのかとイメージだけが膨らむだけ膨らんでいたのでした。

この本は、その岡根芳樹さんのお父さんのことをふんだんに話しいる

岡根家のお父さんエピソード集です。

期待通りにおもろいお父さんでした。

お父さんが好きになりました。お会いしたいです。

著者のプロフィール

岡根芳樹さん 1964年 和歌山県生まれ。

高校卒業後映画監督を夢見て上京。

映画監督になるために、まず、劇団を立ち上げた。

しかし、劇団員がバイトで貯めた講演費300万を

だまされ持ち逃げされてしまった。

しかたなく、サラ金から300万を借金。

そのお金を返すために、

フルコミッション営業マンに。

そして、NO1営業マンとなり、借金を完済。

現在は、ソーシャル・アライアンス(株)を設立され

机上の空論ではない自身の営業経験を

活かした成果にこだわる人材教育、

ユニークかつ実践的なトレーニングを、

本人自ら講師、トレーナーとして

全国各地を飛び回っていらっしゃいます。

また、絵本作家でもあります。

本の概要

岡根芳樹さんは、映画監督に成りたかった、

映画監督に成るためには演技の勉強が必要だと思い、演劇をやった、

もっと演劇を勉強するために、

日本の一番有名なミュージカル劇団を受けたが、落ちてしまったので、

自分で劇団を作った、

劇団員から集めた興行資金300万を盗まれた、

結局興行は出来ず、

盗まれた300万を劇団員に返済するために、

サラ金から金を借りて、

劇団員に返済した。

サラ金に、300万を返済する為にフルコミ営業マンに成った、

フルコミ営業に成ったはいいが、全く売れなかった、

連日取り立てや屋に追われる毎日で胃潰瘍になり入院、

入院中にセールス方法が閃いて、たちまちNO1営業に、

サラ金にも借金完済、返済額のトータル3000万円、

でも演劇がやりたくなり、コミッション営業を辞め、

劇団を作り興行を実行。

興行後燃え尽き症候群となるが、

友達からの誘いを受け便利屋タコ坊を一緒に設立

・・・絵本「100万回生きた猫」に感銘を受け

絵本作家に成りたくなりプー太郎に・・・・絵本を出版・・・・

ソーシャルアライアンス設立。

若干端折りましたが、岡根芳樹さんの経歴となります。

岡根芳樹さんは、最初の夢である映画監督に成るための演劇も

やり切ったし、絵本作家にも成ったのです。

それは、数々の失敗に対し「失敗万歳」「失敗ありがとう」と、

成功することを信じてやり遂げたわけです。

凄いことです。

本人が身につけている自己肯定感と高い自尊心のなせる業に違いないです。

そんな岡根芳樹さんが一番影響を受けたと

仰っているお父さんとのエピソードをモチーフにしたお話です。

面白くないわけないです。いや~面白いです。

目次を見てるだけでも変さ加減が分かります。

「第2章 変なことをしろ!変人であれ」

「第4章 受験勉強をするな!頭が悪くなる」

「第6章 馬鹿力を磨け」

「第11章 挫折しろ!挫折してこそ一人前だ」

です。

若干キャッチーな目次とは思いますが、

個性あふれるお父さんであることは分かります。

こんな言葉を幼少期にお父さんから日ごろ聞かされてると、

普通に育つことは有りえないです。

まるで、スティーブ・ジョブスさんのような言葉です。

Stay hungry, Stay foolish!  似てないですか?

岡根芳樹さんの3人のお子さんは、

素敵な人生を歩まれているようです。そのことも書かれています。

岡根芳樹さんご自身も書いておられますが、

この本は、

現在の教育業界に一石を投じる頑固おやじ流「子育て論」

本当にそうです。

こんな人にお勧め

自分は、子育てが終わってしまいましたが、

結婚前の方々や

子育て真っ最中の方々

には超おすすめです。

それと、岡根家とは真逆のやり方で、

子育てしてしまった自分ような親御さんが、

大きくなった子供たちに(出来たら結婚前)、

プレゼントするのも良いのかなと思いました。

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