3人のきょうだい
ある国に、3人のきょうだいがいました。
いちばん上のお兄さんは、じぶんの国の海を守ろうとかんがえて、海兵隊になりました。
次のお兄さんは、いちばん上のお兄さんを見て、じぶんは国の空を守ろう、と考えて、空兵隊になりました。
ふたりを見ていたいちばん下の弟は、体がよわく、いつも病院に通っていました。
「お兄さんたちみたいに、元気にはたらかなきゃ。」
が、口ぐせでした。
やがて、となりの国とのせんそうが起きました。
3人のきょうだいは、1人をのこしてあとは死んでしまいました。
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