50代からウツになりそうだと悩む人を応援📣人生第2幕をどうつくる?
49歳の女性サラリーマンさんの話です。新卒で入社して以来、日本の大企業のサラリーマン。実績のある仕事を成し遂げていて、社内でも存在感のある方です。でも、こんなことをおっしゃいました。
もうすぐ50歳。人生100年時代といわれているので後半戦に入るわけですけど、先を考えると、なんか不安しかなくて。
今の仕事には、正直ワクワク感はありません。できるからやっている感じ。お給料ももらえるし、少なくとも自分の得意なことで会社の役に立っている実感はあります。
早期退職も考えました。
でも、特にやりたい!と思う明確な目標もわからない状態で、
いま退職しても、一人で起業するとか、考えられない。
転職するにしても、世の中、そんなに甘くないでしょうから、いまよりも労働条件は悪くなるような気がします。
でも、こんなことでは面白くないなあ、
きっと55歳で役職離脱すると、ボーッとしてウツになってしまったりするのではないか、、、と不安になります。
ときおり、焦りが強くなるときもあって、考え出すと眠れなくなったり💦 これ、本当にウツへの道かもと思って、とても気持ちが塞いでいます。
ちょっとわかるなあ、という方もいらっしゃるのではないでしょうか。
右肩上がりで成長し稼ぎ続けるだけが生き方ではない
相談者さんの気持ち、よくわかります。
長年、日本の企業でサラリーマンをやってくると、近い感覚に襲われる経験がある人は少なくないと思います。
従業員の権利がしっかり保護されている日本企業、クビになることはよほどでない限りありません。30年ほど前に入社されている方であれば、給与も満足できるレベルだというケースも多いでしょう。
失うものが多いと、踏ん切りがつきにくいですよね。
こんな時は、まずは、
「よしよし、わたしにもそんな時がきたか」とおおらかに構えて、
自分が「仕事」というものをどんな風に捉えているかを、
自分にインタビューしてみるのが良い機会だと思います。
【自分はどんなタイプなんだろう?】
✔️ 稼ぎたい
✔️ もっともっと成長したい
✔️ 誰もやったことがないことを成し遂げてやりたい!
こんなふうに感じる人は、今の会社で、それが実現できない気がしたら、
思い切って新たな挑戦をしてみるのが良いかもしれません。
でも、
今の収入で、まあ満足できている。
ガムシャラに仕事をしてきたので、
ちょっと今後はちがうリズムで【人生第2幕】を生きてみたい気がする。
こんなふうに思う人は、「えいや!」という目を瞑った状態での転職や退職をするのはちょっと待った方が後悔が少なそうな気がします。
自分に聞くべきは、
「仕事」で自分が得たいものは何だろう?
いまはまだこの世の中に存在しない仕事が、きっと数年後にはたくさん生まれてくると誰もが予測しています。
自分が、今、社内でできることの他に、誰かの力になれることがあるとしたら、それは「仕事」になる可能性があります。
自分からガンガン動くタイプもいれば、少し余裕を持って、タイミングを待つタイプがいても良いのです。
自分をワクワクさせることがあれば、元気に生きられる
ウツへの恐怖をお話しになっていた相談者さんですが、
一番、大切なことは、
自分がワクワクすることを知っているかどうか、
持っているかどうかです。
これは、他人から見て立派なものである必要は全くありません。
純粋に自分の気持ちと向き合ってみてください。
✔️ 子育ての相談に乗っているとき、楽しい
✔️ 妊活の経験を後輩女性に話しているとき、楽しい
✔️ サラリーマンママとして両立してきた日々を思い返しながら、
そのノウハウを話していると夢中になっちゃう
✔️ 月に30冊は本を読んでいて、とにかく読書が好き
✔️ 子どものお弁当を15年つくり続けてきた、お弁当づくりは結構好き
自分のこれまでの経験を振り返ってみてください。
その中に、ワクワクするもの、もっと掘り下げてみたいと思うものはありませんか?
中には、忙しくて30代、40代と後回しにしてきたもの、
挑戦したかったけど、手を出す時間がなくてスルーしてきたものを
思い出す人もいるかもしれません。
何か、自分が楽しいと感じられることを探してみましょう。
社会的な評価や、他者の価値判断は関係なく、
あくまで「自分が」ワクワクするかどうか、この1点ですよ。
【えー💦 見つからないよ…】という人へ
もし、「これまでの経験の中にない!」という結論に至った人は、
改めて、こんな質問を自分にしてみてください。
自分は何をしているとき、ワクワクするかなあ
✔️ まだうまくないけど、ゴルフの研究をしていると何時間も使ってしまう
✔️ 全然、上手じゃないけど、お菓子をつくっていると夢中になる
✔️ 気ままな乱読だけど、読書は本当に好き
どうでしょう?何かありそうでしょうか。
しつこいようですが、、、「まだうまくない」「全然、上手じゃない」「気ままな趣味だけど」というような前置き部分は、無視!です。
自分の中に芽生えているかもしれない「ワクワクすること」の片鱗を捉えられますか?
それでもダメなら…【自分へのこの質問】
夢中になれるものやワクワクするものはない💦
という人は、
ちょっと自分自身を大事にしないクセがついてしまっているかもしれませんね。
もしかしたら、多忙な仕事×子育て、人づきあいの中で、自分がどう感じているのかにあまり目を向けてこなかった時間が、あまりにも長く経ってしまったために、自分で自分の本心をキャッチすることが、しづらくなっているのかもしれません😭
そんな人は、下記の質問を自分にしてみてください。
Q1
いま、明日は1日、好きにしていいよ!と言われたら何をしたいですか?
Q2
きのう、一番、おもしろかったことは何ですか?
どうでしょう?
何か思い当たることがありますか?
しっくりする答えが、自然には出てこない💦 、、、という人には、
最後に1つ、おすすめがあります。
カラダを動かすことを始めてみてください。
運動なんて、、、と思う苦手さんは、家の近所の散歩からで構いません。
たくさん歩くのがえらいのではありません。
出来るだけ、スマホを家において、ゆったり好きな速さで歩きましょう。
道端の草花や、街並みの看板など、普段は目に入っているけど認識しようとしていないものを、何かキャッチするような意識で歩きます。
徐々に慣れてきたら、気が向いた日は「軽く走ってみる」のもいいかもしれません。
外の空気を吸い込み、ゆっくり吐き出しながら、通った場所の空気を自分の中に取り込んで、またそれを外に出すような意識。
ぜひ、これを機会にはじめてみてください。
カラダと心はとても密接に繋がっています。
カラダのコンディションが整うと、心にも必ず変化が現れてきます。
メンタル疾患の回復においても、カラダへのアプローチを行うケースが多くあります。
カラダを動かして、自分で自分の呼吸を聞いて、「ああ、気持ちいいなあ」と感じる時間をつくると、いまは答えがわからないことにも、ふと思考が回るようになってきますよ。
思考は脳内で起こるもの。脳もカラダの一部。高度な臓器です。
肩こりはひどくありませんか?
偏頭痛に悩まされることはありませんか?
年々、カラダの柔軟性が失われていくのを感じていませんか?
カラダを整えないと、あなたらしい思考も回りません。
だから、上記の質問に「うんうん」と思える回答が出せなかった人は、
無理矢理、いま、回答を絞り出そうとしなくてOKです。
質問はそのままにして、少し脇におき、
まずは、カラダを動かす時間を作ってみてください。
気持ちいいなあ
と感じることが目的ですので、いきなり強い負荷のあることをしなくてだいじょうぶですよ。
カラダの声をキャッチできるようになると、自分の本心の思考も捉えやすくなります。
さいごに
誰かの役に立つことができたら、きっと幸福に生きられる
人は、些細なことでも誰かの役に立てている実感を持てると、元気でいられます。究極のところ、それは具体的な「行動」を伴うものではないこともあります。「存在」そのものが誰かの励みになっていたり、誰かを元気にする力になっていたりするからです。
何かをしなくては、
この人生を切り替えなくては、
と自分を追い込んでも、良い答えに辿り着かないときは、
それでいいのです。
ああ、答えが今は出ないんだな
とありのままの自分を受け止めてあげてください。そして、しばらくの間、自分のカラダと丁寧に向き合ってみましょう。
「ああ、気持ちいなあ」と感じられる時間をつくることに
集中してみてはどうでしょうか。
「気持ちいい」と感じられるカラダの状態で、改めて「ワクワクしながらやり続けられることって何かなあ」→ 「誰かの役に立てるかなあ」と考えてみた方が、今より、きっといいアイディアが浮かびますよ。
あ、ちなみにまず3日、そして3週間、やってみてください。
きょうワクワクしたこと、一番、楽しかったことを、寝る前に1行でいいのでメモしてみてください。
ワクワクできる【人生第2幕】を始められることを、心から応援📣しています。
なかなかの男性社会で30年働いてきたテレビマンが、コーチングやカウンセリングで「自分らしく生きる」を支援中。限定少数しか出来ませんが小学生からシニアまで。