終戦の日。明治維新と「今」のまんなかで
2022年8月15日は、終戦から77年。
きのう知って驚いたけど、明治維新(1868年)から終戦(1945年)までが、ちょうど77年とのこと。
そうか。終戦は、明治維新と今のちょうど真ん中なんだ。
もう、みんな感じてますよね。
別に今のウクライナ戦争だけじゃなくて、数年前から自衛隊の武力行使の範囲を広げるための議論が活発になっている。
私たちが子どもの頃の「戦争なんて日本ではもう起こらない。だって憲法で決まってるもん」といったのほほんとした空気では、もうなくなっていることを。
いくら悲惨な経験でも70年くらい経つと体験した人がいなくなり、また繰り返す可能性が出てくる。
「人類はなんて愚かなんだ!」というより、普通に生きてると、そうなってしまう摂理なんだろうな。
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「人を傷つけてはいけないよ」
「自分がされて嫌なことは、他の人にしたらあかんよ」
そんなこと、幼稚園児でさえわかってる。
なのに大人になると、なんで「やむなし」「抑止力」という言葉に包まれて、暴力が公式に肯定される場面が出てくるのかな。
誰も戦争なんて絶対したくないはずなのに、なんで街中で「戦争反対!」のビラ配ってる人たちを回避してしまうのかな。
戦争反対を声高に叫ぶと「え、左なん?」と思われるのがイヤ、みたいな心理は何なんだろう。
穏やかな生活を守りたい思いは、右も左も同じ。
けれど今以上に、たとえば隣国からの攻撃の可能性が高くなって「やむなし」ムードになったとき、私はそれでも「何があろうと戦争なんてだめだ!」と言えるだろうか。
正直、自信がないな・・・。
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空に軌跡を描く飛行機を見て、
「あー、どこか行きたいな〜」と思えることの幸せ。
少なくとも今の日本では「敵の爆撃機かも」とは思わない。でも今この瞬間も、そう思っている人は少なくない。
飛行機がいつまでも、空や旅や異国への憧れの対象でだけ、あり続けますように。
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